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独りアクティブ非モテ系16年目ドクターのにっき。
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最近、立て続けに気道腫瘍の症例を担当することになり、
なかなかに寿命の縮む思いをしているはくこうです。
そんな中、麻酔科医控え室にて、後輩ドクターとのおしゃべり。


A「先生はラリマ使います?」
俺「使える症例では使うよー。」
A「どんな手術で使います?」
俺「んー、特に制限はないけど、婦人科とか乳腺外科とかが多いかなー。」
A「あー、いい適応多いですよね。」
俺「TKAや全麻のTUR-Btでも使うかなー。」




「ラリマ」こと、「ラリンジアルマスク」


ラリンジアルマスク(英Laryngeal mask airway:LMA)とは、
気道確保に用いられる換気チューブの一つ。
ProSeal Laryngeal Mask Airway inflated 001.jpg
1983年に英国の麻酔科医Archie Brainによって開発された。
喉頭を覆い隠すように接着し、換気路を確保する。
                                                                        (※Wikipediaより)


A「腹臥位の手術とか側臥位の手術でも使います?」
俺「いやー、あえては使わないなー。いざ抜けたりしたら大変だし。」
A「そういう時はやっぱり気管内挿管ですか?」
俺「だねー。安全確実やし。」
A「でも最近ですね。」
俺「うん。」
A「そんな手術でもラリマ使う先生が増えつつあるみたいですよ?」
俺「マジで?」
A「ええ、ラリンジアルマスクが大好きな人、名づけて・・・」
俺「うむ。」
A「ラリマニアと呼ぶそうです。」
俺「ラリマニア。。。」



マニア(※参考画像)。


A「とにかくラリマの可能性を広げたくていろいろな手術で使う先生。」
俺「それがラリマニア。」
A「そうなんです。」
俺「A先生はラリマニアなん?」
A「目指してます(笑)。」
俺「症例によっては患者さんに優しいデバイスだしね。」
A「そうなんですよ!もっといろいろ使いこなしたいです。」
俺「いいんじゃないかな。」
A「そしてですね、私は自称(笑)ラリマニアなんですが。」
俺「うん。」
A「ラリマニアがさらに進化するとですね。」
俺「うん。」
A「ラリマスターになるんですよ!」
俺「ラリマスター???」



マスター(※参考画像)。


A「ラリマのマスター、ラリマスターです。」
俺「それは、ラリマニアとどう違うん?」
A「ラリマの可能性を極めた、全国でも極小数の先生だそうです。」
俺「全国クラスか。。。」
A「時には攻めてでもラリマを使いこなす超一流の達人ですね。」
俺「それがラリマスター・・・。」
A「そして、さらに!」
俺「お、おう。」
A「そのラリマスターを上回る人がいてですね。」
俺「うん。」
A「それが、ラリマエストロです。」
俺「ラリマエストロ。。。」



マエストロ(※参考画像)


A「ラリマを握らせればもはや芸術、世界的な巨匠レベルの人たちです。」
俺「ラリマで芸術。。。」
A「その人がひとたびラリマを手に取れば・・・」
俺「うん。」
A「彼は指揮者、そして手術室はオーケストラ。」
俺「なんと!」
A「彼のリズムに乗って手術室は動き出す的な。」
俺「ラリマでそれをやってのけると(笑)。」
A「ええ、だからこそのラリマエストロです。」
俺「ラリマの可能性、無限大やな(笑)。」

A「でしょー(笑)。」
俺「そのマエストロが最上級なん?」
A「麻酔科界隈ではそれが一般的には最上級らしいんですが。」


ラリマの達人のよびかた(※msanuki.com:別窓)


A「実は、その上があるんです。」
俺「マエストロの、さらにその上???」
A「ええ、ラリマを極めまくった挙句に、ついに神と化した人です。」
俺「神。。。。」
A「ええ、その名も、ラリ魔神。」
俺「ラリ魔神。。。。」



ラリ魔神(※参考画像)


A「ラリマを極めすぎて、ついに魔神と化した存在です。」
俺「魔神。。。」
A「その人がラリマを握れば雷鳴轟き空気が震え・・・」
俺「もはや超常現象・・・」
A「そしてラリマでは不可能な手術もラリマでやってしまうレベルです。」
俺「もうラリンゴマイクロも呼吸器外科もラリマで余裕とか?」
A「はい。」
俺「むしろそれは耳鼻科医や呼吸器外科医の方が凄いんじゃ・・・。」
A「そう言われればそうかもしれません(笑)。」
俺「やろー(笑)。」
A「しかしラリマの神ですから。」
俺「魔神やからな(笑)。日本にそんな神、いるんやろか。」
A「いたら・・・いいですね。」



・・・



ラリマwith硬膜外麻酔or持続神経ブロックの、
no opioids麻酔はけっこう好きなはくこうでした。
たまにはお仕事的マニアックネタ。

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突然ですが「飛び出し坊や」というのがあります。
子どもが飛び出ししてる図柄のあの看板。


「飛び出し坊や」(※Wikipedia:別窓)
飛び出し坊や(とびだしぼうや)とは、児童が道路に飛び出して自動車などと接触する事故を防止する目的で、ドライバーへの注意喚起のために、通学路などに設置されている看板のことである。




「飛び出し坊や」


全国各地でいろいろな飛び出し坊やがいるようですが、
どうも、ものすごく不気味な感じの飛び出し坊やが近くにいるらしい、
という情報を聞きつけて、当直明けに行ってみることにしました。
ええ、この思いついたらすぐの行動力、もうモテモテ・・・


・・・


・・・


・・・(←※全く恩恵被らず)


というわけで徹夜で働いた当直明け、
電車を乗り継いでやってきたのは、



有馬温泉!


日本三大古湯のひとつにして江戸時代の温泉番付では西の最高位を誇った、
名実ともに日本を代表する温泉のひとつであります。
神戸の町からアクセス抜群なのも嬉しい限り。



これでもかこれでもかと温泉街な雰囲気。



そしてこれはたぶんふつーの飛び出し坊や。



有馬を代表する名湯、金の湯。ちなみに銀の湯は改装中でした。


金の湯の足湯の前を通り過ぎ、
金の湯を回りこむように路地裏に入り、
御所泉源が見えてきたところで、



向こうが御所泉源ですが、んんん???



なんか不気味なのイタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


妙に表情豊かな看板、これが有馬で微妙に有名な不気味な看板であります。
夜中なんかに見たらチビリかけること確実ですが、
実はこれ、有馬温泉に住む人たちの顔をプリントしたアート作品、
思った以上に評判が良かった?せいか、
イベント終了後も路地裏に残されることになったようです。



すいません、視線を感じるんですが。。。



もはや完全に危ない人。



ワイルド飛び出し坊や。



さらに路地に入ってみると・・・んんん?



ぎゃああ。上半身ナッシング。。。。



いる!この前にいる!なんか気配を感じる!



やっぱりいた。。。。



何気ない路地の突き当りにも・・・



いた。。。。



ぞう子、もはや何が何だか。



茂みの中からこんにちは。もはや完全にホラー。


事前情報で聞いていたとおり確かに9体を発見、
ただし1体は上半身がなくなっておりました。。。。
そんなこんなで不気味な看板巡りで有馬温泉を満喫!
ちなみに温泉に入る時間はなかったのでそのまま帰ってきたよ!
温泉街ってほんとうに楽しいですね!


・・・


・・・(←※これだから付いてきてくれる人ゼロ)




ちなみに神戸のメロンパンは形が違うというケンミンSHOW的ネタ。

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世間はGW、そして自分は3連休ながら予定ナッシング。
この仕事してて3連休ってもんのすごく貴重なはずなんですが、
どうせ誘う人もいないしorz。


・・・


・・・(←※むせび泣き中)


というわけで、誰も誘えないならせっかくの休日、
独り寂しくどこかに行ってみようという完全にいつもの流れにより、
まずは阪急電車に乗ってレッツゴーであります。
阪急十三駅で名物の阪急そばを頂きつつ、
電車を乗り換え乗り換え到着したのは、



妙見口駅。



乗ってきたのは偶然にも1500系復刻塗装車。


というわけで日本が誇る里山が残る能勢妙見エリア、
独り寂しくハイキング計画であります。
日々無機質な手術室に閉じこもって仕事してるだけに、
休日は自然の中でリフレッシュするのはいい感じの気分転換です。



なかなかいい感じの気分転換ロード。



ゆるキャラ過ぎる道祖神。


妙見口駅から歩くこと20分程度でケーブルカー黒川駅到着。
ここからケーブルカーに乗り、妙見の山を目指します。



ケーブルカー車窓から望む、日本一の里山。


ケーブルカー山上駅に到着し、
広場からさらに丘の上へと登る遊歩道を上がっていけば、



北極星入口駅、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!。


以前に写真で見て気に入って、いつか訪れたかった場所。
簡単な駅舎と天へ続くレールそのものがアート作品となっています。



次は北極星、北極星。



このレールの先は北極星へと続いています。



やっぱり記念写真スポットとしても大人気。


北極星入口駅を楽しんだところで、
ふれあい広場に降り、ここから妙見の森リフトに乗車?します。



緑の中をブラブラゆっくり進むのは心地よいですなー。


山上駅に到着したところで、
能勢妙見山の参道をテクテクと歩いていきます。
午後4時過ぎという時間もあってか、
GWにも関わらずほとんど人がいないのがありがたい限り。



信徒会館「星嶺」。山の中に突然出現するアバンギャルド。



能勢妙見山・本堂。しっかりとお参りしてまいりました。



おみくじは中中吉。これは果たしていいのかわるいのか。。。



自由に鐘がつけるというのはもしかして貴重な場所なのかも。



三角点、爆推し。



帰りのリフト。麓から荷物だけを乗せたリフトが登ってきました。



ふれあい広場周辺にはアート作品が点在しています。



これもアート作品。ハイジのブランコみたい。



藤棚が見どころを迎えて大変にキレイでございました。



芸術作品みたいですよ!!!



ランプがなんかいい雰囲気。



さて、そろそろ下山するとしますかね。


というわけで、再びケーブル黒川駅まで降りて、
また里山ハイキングしながら妙見口駅までカムバック。
能勢電&阪急電車乗り継ぎながら、
三国の「あるごの湯」(※別窓)でお風呂&岩盤浴を楽しみつつ、
だーれもいない家に戻ってきたのでありました。


そんな1日、自然を満喫しながら、


人との会話ナッシング!!!


・・・


・・・


ズーン(←※はくこうの独りロードは続く)

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GWですが、もちろん何の予定もないはくこうです。
気がつけば周りは彼女と旅行じゃなくて、
家族で旅行とかいうそういう段階になってたんですが、
もうどうしたらいいんでしょうかね。
職場での同僚同士の会話も子育てネタばっかりですよ!
AHAHAHAHA・・・


・・・


・・・(←※もはや完全売れ残り)


というわけで例によって、
もちろん誰も料理を作ってくれる人なんていないので、
今日も深夜に独り寂しくゴソゴソとキッチンに向かい、
ビールのおつまみのお料理を作るはくこうです。



カタマリ牛肉の香草揚げ。



阪神百貨店風に焼いてみたイカ焼き。



三重県四日市名物、トンテキ。



まあ、いわゆる、だし巻き卵。



こも豆腐を手に入れたので、甘辛醤油風味の鉄板焼き豆腐。



さらに余ったこも豆腐でゴーヤチャンプルー。


  
特売パナメイエビとあさりでお手軽パエリア。


最近は「道の駅」での地場産お野菜ゲットを
休日の楽しみにしてるはくこうでした。
そしてまたその食材を独り寂しくゴソゴソと・・・


・・・


・・・


ズーン(←※ひたすらに変わらない日常)

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土曜日が当直明けにつき、日曜日は完全オフ。
気候もいいし天気もいいしクルマも新しいし、
これはちょっとドライブでもしてきましょうか!独りで。


・・・


・・・


で(泣)(←※全く変わらない非モテ系ロード)


というわけでお昼前に自宅を出発、
愛車・スバルWRX S4を快調に走らせればそのうち周囲は農村風景に。



鯉のぼりを出す季節になりましたなー。


そのまま高速道路に乗り、一気に西へと走ること1時間ちょい。
岡山県に入ってすぐの山陽自動車道・備前ICで一般道へと降り、
くねくね道を走ることしばし。



閑谷学校、来たよー。


閑谷学校、江戸時代に岡山藩主によって開かれた日本最古の庶民学校。
特にその講堂は学校建築としては唯一の国宝指定。
秋には桜の名所としても知られる人気スポットであります。春ですが。



閑谷学校・校門。なんと威風堂々。



国宝・講堂。ガイドさんがだいぶ頑張っておられました。



燦然と輝く「国宝」の文字。



さてさて、資料館へと向かいましょうか。緑がいっぱい。



資料館。実際に使われていた学校の校舎とのこと。



古き良き学校という感じです。



外に出れば緑がいっぱいでだいぶリフレッシュ。



向こうに国宝を眺めながら休息スペース。



暑い日に頂くソフトクリームの旨さは格別であります。



人面魚はいないかなー。



もはや何が備前名物なのかわからないお店。



愛車WRX S4まで戻ってきました。


閑谷学校お散歩も終えたところでいざ出発。
再び備前ICから高速に乗れば後は帰るのみですが、
ちょっと寄り道したいところがあって、
山陽姫路東から播但連絡道経由で中国自動車道へ。
吉川ICで高速を降り、そのまま一般道を東へと進み、
前評判通り全くなんの案内もないまま、
覚えてきたところを曲がり、農道らしき道をしばし進めば、



ナイアガラキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!。


兵庫県三木市の「黒滝」。
田園地帯の中に突如現れる幅広の滝は、
兵庫のナイアガラとして知る人ぞ知る存在なのであります。
滝周辺は整備されていましたがマイナースポットだけあって観客は俺独り。



しかしなかなかの迫力ですよ!



ちょっとのどかすぎるナイアガラ。



春の雰囲気を感じます。



たんぽぽの綿帽子、久々に見た気がする。


そんなわけでなかなかに春の雰囲気を満喫して、
再び帰宅の途についたのでありました。
春のロングドライブ、なかなか楽しかったなー。
もちろん助手席は今日も荷物!


・・・


・・・


ズーン(←※やっぱりいつも通りの)


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ここのところ当直するたびに徹夜お仕事になるはくこうです。


前々回は深夜にようやく心臓外科のロング手術を終えたところで、
入れ替えで外科の緊急手術で朝までコース。
前回は予定手術が終わった深夜に危機的大量出血症例が飛び込み、
みんなで頑張ってなんとか蘇生に至り、
よかったよかったと思っていたところで
飛び込んできた外科と脳神経外科の緊急で
やっぱり朝までコース。(ついでに早朝に帝王切開)
前回は予定手術が全て終わった深夜に
またまた飛び込んできた脳神経外科のロング緊急、
同時に病棟急変コールが鳴りそちらに駆けつけ蘇生しながら、
状況が落ち着いたところでまた手術室に戻り朝までコース。。。


我が当直日を狙い撃ちするかのように荒れる手術室ですが、
プライベート的にはまったく女性に狙い撃ちされないんですが、
どうしたらいいんでしょうかね。ウララ~ウララ~


・・・


・・・



で(泣)(←※徹夜は私のためにある)



というわかりにくネタ振りをしたところで、
先日、麻酔科医室でカタカタと書類作成作業をしていたところ、
近くで後輩麻酔科医くんたちがおしゃべり中。


A「最近な、また硬膜外麻酔に悩んでんねん」
B「入りにくいん?」
A「そうそう、パラグアイがわからへんねん。」
B「パラグアイ???」
A「そうそう、パラグアイをどのくらいにするかで悩んでて。」
B「パラグアイ????」
A「試行錯誤中やねん。。。」



・・・


・・・




パラグアイ???



パラグアイ共和国(パラグアイきょうわこく)、通称パラグアイは、南アメリカ中央南部に位置する共和制国家である。東と北東をブラジル、西と北西をボリビア、南と南西をアルゼンチンに囲まれている内陸国である。首都はアスンシオン。・・・(※Wikipediaより)



・・・


B「ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん。」
A「???」
B「パラグアイって何ですの。」
A「えー、パラの具合やねん。」
B「パラの具合???」
A「ミッドラインからどれだけパラに振るかの具合。」
B「・・・。」



硬膜外麻酔、背中から背骨の近くにある脊髄のちょっと近くにある
硬膜外腔というところまで針を刺して、
そこまでカテーテルを誘導して術後鎮痛に役立てるという技術なのですが、
この硬膜外腔へのアプローチとして、
ミッドラインアプローチというのと
パラメディアンアプローチというのがあるのであります。





ど真ん中からアプローチするミッドライン、
ど真ん中より少し針を傾けてアプローチするパラメディアン。
この傾け具合をA先生はパラグアイ(パラ具合)と表現したわけですが、
なんかゴロがいいので、ぜひこれから麻酔科医の中で流行らせたい・・・


・・・


・・・



ズーン(←※全員無視)



ちなみに硬膜外麻酔も脊髄くも膜下麻酔も、
ほぼ全例パラメディアン・アプローチでやってるはくこうでした。

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4月、満開の桜も週末狙いの驟雨にいつしか散り、
気がつけば葉桜の季節となりました。
はくこうも気がつけばドクター9年目、
立場的には中堅ですが気持ち的にはまだまだ若手であります。
だって、まだ結婚・・・


・・・


・・・



で(泣)(←※今年こそ本気出す)




葉桜全開なう。


そんな葉桜の季節に、独り寂しくなんとなく最近読んだ本たち。
有名本ばかりとかいうツッコミは気にしない。
まず最初は葉桜の季節ということで、




葉桜の季節に君を想うということ・歌野晶午(※別窓)


悪徳宗教組織を追う何でも屋主人公、
全体を貫くハードボイルド&冒険活劇的な楽しさに、
ぐいぐいと引きこまれてしまいます・・・が、
最後の「大仕掛」になかなかビックリ。
映像化絶対に不可能な作品というのも確かにであります。



イニシエーション・ラブ・乾くるみ(※別窓)


静岡県を舞台にしたバブルの時代の青春恋愛小説、
中盤から舞台は東京に移り・・・のあたりから、
微妙な違和感を感じながら読んでいけば、
最後の最後の2行で、物語全体が完全にひっくり返される、
まさに大どんでん返し。してやられました。。。
映画化されるようで、どんな感じになるのか楽しみであります。



仮面山荘殺人事件・東野圭吾(※別窓)


周囲から隔絶された別荘、居座る強盗犯、
そしてそんな中で起こる連続殺人事件、
強盗犯はさておきあるある設定だと思っていたところ、
これまた最後の最後で大どんでん返し。まさかの。
いろいろな意味で全てが計算され尽くしていた感に脱帽であります。
さすがは東野圭吾、恐るべし。



ロートレック荘事件・筒井康隆(※別窓)


これまた密室洋館での連続殺人事件。
全体を貫く緊迫感に引き込まれながら読んでいけば、
最後の最後の大仕掛で今までの解釈が一気にひっくり返されることに。
叙述トリックの古典として燦然と輝く作品であります。



というわけで「大どんでん返し」作品がマイブームのはくこうでした。
ええ、はくこうの非モテ系プライベートも
まさかの大どんでん返しで素敵な幸せがやって来れば・・・


・・・


・・・



ズーン(←※いまだプライベートは厳寒)




やっぱりどんでん返し衝撃度No.1はこれかなーと思ったり(※別窓)。

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飯田から天竜川沿いの秘境を巡って静岡に帰省したわけですが、
そんなわけでまたとんぼ返りしなきゃいけない2日目。
ふつーに東名高速道路で帰るのもなんか芸がないので、
静岡からまたわけわかんないルートで帰ることにしました。
もちろん、助手席は今日も・・・


・・・


・・・


で(泣)(←※荷物!!!!)


静岡を出発して、目的地は西方向ですが、新東名を東へ。
新富士ICで降りて西富士道路を朝霧高原方面へと向かいます。




天気は悪いなりにも富士山はド迫力!


そして道の駅に立ち寄ったりいろいろしながら、
国道139号線を北上、静岡県と山梨県の県境に差し掛かったところで、
ちょっと横道に入り、しばらく牧草地帯を走り、辿り着いたのは、



富士ヶ嶺公園。


富士山麓にキレイに整備された富士ヶ嶺公園、訪問客は俺1人。
晴れた日なら富士山が非常に美しく見えるだろうこの公園、
特に何があるというわけでもないこの公園ですが、
実は知る人ぞ知る公園なのであります。


今から20年前、この富士ヶ嶺公園のあった場所には、




サティアン。(※参考画像)


かつて上九一色村・富士ヶ嶺地区地区に本拠地をおいたオウム真理教、
この地区にはサティアンと呼ばれる宗教施設が林立していました。
その一部が化学兵器工場であったのは有名な話。
この富士ヶ嶺公園、オウム真理教のうち「第一上九」と呼ばれた、
第2、3、5サティアンの跡地を整備した公園なのであります。



公園の片隅には慰霊碑が建っていました。



ピースポール(※別窓)もここではなんか説得力ある気が。



公園の隣では牛さんたちがのどかに。


気がつけばもうオウム事件から20年以上。
風光明媚なこの地と起こされた事件の衝撃とのギャップを感じつつ、
富士ヶ嶺公園を後にしたのでありました。
その後、一気に甲府まで出て中央自動車道へ。



長野と言えば蕎麦ですよね!(@八ヶ岳PA)



諏訪ICで高速を降りて、ちょっと諏訪湖へお立ち寄り。


 
SUWAガラスの里に来ましたよー。


とにかくガラスもんが大好きなはくこう、
ルネ・ラリック(※別窓)とかなかなかお気に入りであります。
しかし今回は美術館よりショッピング目的、
目的は松徳硝子「うすはり」シリーズ(※別窓)のグラスであります。
たぶんこのグラスのビールが一番うまいのだ。
晩酌はいつも独り!独り!独り・・・


・・・


・・・


で(泣)(←※変わらない現実)


そんな悲しい事実にこっそり気づきながらも、
無事グラスをゲットして独り満足、
岡谷ICから高速道路に乗り、また長い長い道を家まで向かったのでありました。


いやー、新車での長距離ドライブの旅、本当に楽しかったですね!



独りで。



・・・


・・・


・・・


ズーン(←※切実にただいま婚活中)

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週末はお休みを頂いたので、
せっかく新車も買ったことだし、そうだドライブに行ってこよう!
助手席はもちろん荷物!変わることなく荷物!
もういい年になったのにいつも荷物!AHAHAHAHA・・・


・・・


・・・


で(泣)(←※もう、絶望感)


せっかくスバルWRX S4を買ったので、
このクルマが得意とする、
高速走行&峠のワインディングロードを両方楽しもうと、
まずは高速道路をひたすらにひたすらに走り、やってきたのは、



長野県飯田市。


長野県南部に位置する飯田市、南信地方の中心都市であります。
まだ雪の残る南アルプスを眺めながら、
喬木村方面へと走り、矢筈トンネルを抜けたところで国道152号線に入り、
さらにここから分岐する曲がりくねった山道を走り、走り、



なんかもう、とんでもないところに来ちゃった感を感じつつ、


ようやく、ようやく辿り着いたのは、



下栗の里(※別窓)


天空の里との呼び声も高い下栗の里、
日本のチロル、いやいや日本のマチュピチュとも呼ばれる集落は、
その独特の伝統が「千と千尋の神隠し」制作の原点になったとも言われ、
最近では数多くのCMにも取り上げられる、
日本の秘境中の秘境なのであります。



まずは有名なビューポイントを目指しますよ!



確かに足を踏み外したら大変なことになる断崖絶壁。


遊歩道という名の山道を歩くこと15分、ようやく展望台到着、
階段を登り、いざ景色を見てみれば、




絶景キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


深山の中、斜面にへばりつくように存在する下栗の里。
もちろん周囲には集落の気配が全くない中、
なぜここに突然集落が誕生したのか、謎は深まるばかりであります。。。



狭いヘアピンカーブの道沿いに点在する家々。



反対に目を向ければ、残雪の南アルプスに黄色い花がキレイでした。


絶景スポットを堪能したところで再び山道を歩いて駐車場へ。
春の気配を感じ始めた下栗の里の雰囲気を十分に堪能しつつ、
再びクルマに乗り込み、帰りのワインディングロードへと繰り出したのでした。




道の駅・遠山郷にて。いい感じの花並木。春ですなー。


そんな感じで国道152号線を南下することしばし、 



国道152号線、青崩峠と兵越峠林道の分岐点に到着。


本来ならば長野県と静岡県を結ぶ国道152号線ですが、
県境の青崩峠は難所中の難所でありいまだ道路開通せず。



青崩峠付近で国道が分断されているのがわかります。


というわけで長野県から静岡県に向かうには、
迂回路である兵越林道を通って兵越峠を越える必要があります。
そして、この兵越峠も、実は今回の目的地のひとつだったり。



兵越峠到着!


そして、峠に車を駐めて、
長野県と静岡県の県境まで歩いてみれば、



国境キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


峠の国盗り綱引き合戦(※Wikipedia:別窓)
綱引きで国境を決める飯田市と浜松市が仲良しすぎる(※別窓)


毎年10月後半の某日、
長野県飯田市と静岡県浜松市の代表がこの場所で綱引きをして、
勝った方が国境を1m相手方にずらすことができるという名物イベント。
非常に賑わうイベントのことですが、こんな山の中とは。。。。



「境」の字が行政上の静岡県と長野県の県境。現在1m長野県が勝利中。



県を超えると塀の形が違ってくるのが面白い。


よく見た綱引き合戦の聖地をようやく訪問できて大満足。
そして兵越峠を後にして、また山道を水窪方面へと向かいます。
国道152号に再び合流し、水窪が近くなってきたところで、
再びちょっと寄り道して、大津峠を越える林道へ。



盛大に路肩崩壊中。。。



なんかもう、悪路にも程があると思いつつ、


新たな落石とかないことを祈りつつ、
大津峠を超えて西山林道に入り、JR飯田線・大嵐駅までやってきました。
ちなみに大嵐と書いて「おおぞれ」と読んだり。



JR大嵐駅。隣は秘境駅マニアの間では聖地である「小和田駅」。



これまた秘境中の秘境、夏焼集落へと続く唯一の道である夏焼隧道。



湖畔の山肌にへばりつくように存在する夏焼集落。


秘境・夏焼集落(※別窓)
日本にある秘境、行ってみたくなる場所まとめ(※別窓)


前からちょっと気になっていた夏焼集落をこの目で見ることができて大満足、
その後、天竜川沿いのワインディングロードを
ひたすらにひたすらに走り、浜松浜北ICより新東名高速道路へ。



遠州森町PAにて頂いたとろろ定食(゚д゚)ウマー。


そんなわけで静岡の実家まで帰ってきたのでありました。
下栗の里に遠山郷、兵越峠に夏焼集落と、
天竜川に沿った日本の秘境てんこ盛り的なドライビングでしたが、
いやー、独りきりのドライビングって本当に楽しいですよね!
感動を分かち合える存在Nothing!AHAHAHAHAHA・・・


・・・


・・・



ズーン(←※奈落の底まで凹み中)

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先日の高速道路でのタイヤバースト事件もそうですが、
研修医時代に中古で買った愛車のスバル・インプレッサWRX NB-R
いろいろなところがくたびれてまいりました。
しかし振り返ればもう7年間も乗ったわけで、
いろいろな思い出が詰まったクルマであります。



滋賀県・伊吹山までドライブに行ったり、



兵庫県の日本海側、余部鉄橋を見に行ったり、



岡山の津山までガンダムを見に行ったり、



うどん県にうどんを食べに行ったりと、


振り返れば楽しい思い出ばかり。
ええ、基本独りドライブでしたけどね!寂しくない寂しくない、
AHAHAHAHA・・・・


・・・


・・・



で(泣)(←※非モテ系ロード、絶賛ドライビング中)



そういや車検の時期も迫ってきたこともあり、
7年間乗ってきたクルマに愛着はありありですが、
ここは思い切ってクルマを買い換えることに。
どんなクルマにしようかなーと考えつつ、
しかし考えてみれば俺ももういい年なわけで、



とりあえず「実用的でラクなやつ」にすることに。


実用的でラクなクルマで、他にもできれば、


・それなりに頑丈で、
・安全のためのデバイスが充実していて、
・楽しく運転できて、
・ついでにエコカー減税の対象とかだったらなおよろし。


そしていままでMT車だったから、
やっぱり次もMT車にしようかなー・・・


と一瞬考えるもちょっとまて自分、
次に買うクルマはきっとこれから数年間は乗るはず、
もしかしたら、もしかしたら、彼女とか嫁さんとかできて、
運転してもらったりするかもしれないじゃないですか!
MT余裕の彼女さんができる可能性も微レ存ですが、
まあ一般的に言えば、AT限定免許の方が運転できるクルマのほうが、
将来に夢を残せますよね!


というわけでAT車決定。(←※名誉ある妥協)


以上の条件をまとめてみれば、


・実用的でラクで、
・それなりに頑丈で、
・安全のためのデバイスが充実していて、
・楽しく運転できて、
・オートマ車でOKで、

・ついでにエコカー減税の対象とかだったらなおよろし。


というわけでいろいろ考えた挙句、
昨年の12月に車種を決定、本日納車となったのは、



・・・



・・・



・・・





スバル WRX S4。


スバルの新型WRXをチョイス。
WRX STIと同一強靭なボディーに、
300馬力、トルク400N・mを誇るハイパワーエンジン、
スペック的には完全にレーシングカーながら、
アイサイトVer.3を搭載し、安全性と快適性もなかなかにいい感じ。
これならドライビングと安全性、どちらもエンジョイできそうです。



ロゴもカッコいいですなー。



メーターが280km/hまでありますなー。。。


というわけではくこうの2代目愛車はスバルWRX S4になりました。
これからこのクルマと一緒に、
またたくさんの思い出を作っていきたいですね!
新車を買っても助手席は荷物!


助手席は今日も荷物!


・・・


・・・



ズーン(←※非モテ系は変わらず)

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プロフィール
HN:
はくこう
性別:
男性
職業:
麻酔科医
自己紹介:
近畿地方の某市中病院に勤める麻酔科医。気がつけばドクター16年目、WEBでのカキモノは22年目に突入ながら、変わらない非モテ系が、そこにはいる。ズーン。
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