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独りアクティブ非モテ系16年目ドクターのにっき。
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麻酔科術前外来にて。
患者さんに麻酔の説明をする前にいろいろと問診。
患者さんは50代くらいのいかにも大阪のおばちゃん的な感じの女性です。


「なにか飲んでいるお薬はありますか?」

「ない!」

「今までになにかご病気をされたことはありますか?」

「ない!」

「なにかアレルギーはありますか?」

優柔不断な男。

「・・・」


・・・


今日も外来は平和であります。

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病院にもようやく日常が少しずつ戻ってきたことを感じるはくこうです。


そんな中、先日、麻酔科の術前外来で、
手術予定の患者さんに全身麻酔の説明をしていました。
患者さんはなんと御年95歳以上、
超高齢にも関わらず非常にお元気でしっかりされた方です。
なお予定されているのは泌尿器科の1時間程度の手術。



「全身麻酔中はお薬の影響で呼吸が弱まりますので、」

「ええ。」

「手術の最中は外から呼吸を助ける必要があります。」

「なるほど。」

「いわゆる人工呼吸が必要になるわけですね。」

「人工呼吸ですか!」

「そうです。」

「人工呼吸といえば先生、」

「はい、何でしょう?」

「先日テレビで見たんですが、」

「ええ。」

「手術のときの人工呼吸でですな、」

「ええ。」

「あの、エクモとかいうやつを是非使ってくれんですか?」



ECMO(※体外式膜型人工肺)



「いや・・・おそらくECMOは必要ないと思いますよ。」

「テレビで見たらええ機械そうなので、何とか使ってもらえんですかね?」

「今回は、まあ必要ないと思いますよ。」

「こっそりとでも使うことはできんですか?」


「こっそりと・・・は難しいですねぇ。。」

「そうですか。。。。」(←※ちょっと残念そう)



マスコミ特にワイドショーにかなり振り回された感のあるコロナ禍ですが、
半年前には、まさか半年後に普通の方々が
ECMOという言葉を知ってる世の中になるとは思ってもなかったなーと、
改めて世の中の大変化の真っ最中にいることを実感したはくこうでした。

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ここんとこ10当直中9当直がノンストップ完全徹夜なはくこうです。
時には週2回徹夜しなきゃならんこともありますが、
若いものには負けんとまだまだ頑張っております。
まだまだタフなはくこう、もうモテモテ・・・


・・・


・・・


で(泣)(←※心はnotタフ)


以前から愛用していた仕事用の靴に穴が空いてしまったこともあり、
この度新しく買い換えることとしました。
手術室で働く麻酔科医に最も適した靴ということで、
これにはいくつかの条件を満たす必要があります。


・走りやすい

麻酔科医は勤務中に比較的よく走る存在です。
急変が起こった場合はもちろん、
別々の部屋で時間差麻酔導入をする際など、
次の手術室へと走らなければいけないシーンが良くあります。
麻酔科医たるもの、走りやすい靴を履かなければなりません。


・すべらない

手術室は非常に滑りやすい環境にあります。
常に廊下を水拭きされているのはもちろんのこと、
手術室の床はこぼれた輸液、洗浄液、時には血液や羊水などで
大変に滑りやすい環境にあります。
麻酔科医たるもの、滑りにくい靴を履かなければなりません。



手術室は滑りやすい環境です。


・濡れない

手術室ではいろいろな液体が麻酔科医を襲います。
輸液や血液、洗浄液が足にかかったり、
チューブからの痰や胃液などがかかったりすることもしばしば。
これが内部に浸透しないように、
麻酔科医たるもの、防水性のある靴を履かなければなりません。


・怪我しない

手術室は危険でいっぱいです。
ベッド移動の際にベッドの車輪に足を轢かれたり、
何か重い医療器具が足に落下したり、
時には感染症の血のついた針を踏んだりと周りは危険でいっぱい。
さらに人が密集した場所では足を踏まれることもしばし。
麻酔科医たるもの、怪我しない靴を履かなければなりません。



ベッドに足を挟まれそうな図。


というわけで、
走りやすく、滑りにくく、防水性があり、怪我しない靴を追い求め、
いろいろお店を見て回った結果たどり着いたのは、



ホームセンター・コーナン。(※参考画像)


そしてやってきたのは、



安全靴コーナー!(※参考画像)


安全靴(※Wikipedia 別窓)


安全靴、作業場で使用される、先端に鉄板の入ったあの靴です。
足先を守るその安全性はもちろん、
作業靴らしく驚異の滑りにくさを誇り、
最近は軽量かつ耐水性もある安全靴も多数発売されているということで、


これこそ麻酔科医に最も適した靴!


と声高に主張したいはくこうです。




しかも最近はそれなりのデザイン性もあったりしてよろし。


というわけで、
いろいろ吟味した結果、某安全靴をお買い上げ。4000円なり。
次の日手術室で早速履いてみましたが、
試しにつま先をベッドで踏まれそうになってみても
つま先に何かを落としても丈夫な先端はビクともせず。
掃除直後の濡れた床で急停止しても全く滑らず。
さらには水を弾き軽量で運動性も抜群というわけで、
この作業用安全靴こそ、
手術室で働く麻酔科医に最も適した靴だと確信した次第であります。



ただし、
あまりに靴底の滑り止め機構が強すぎて、


・・・


・・・


歩くたびにキュッキュキュッキュうるさい


という微妙な欠点が後から発覚したのはここだけの秘密です。
足音だけで存在がバレるはくこう、
もうみんなの注目の的ですね!AHAHAHAHAHA・・・


・・・


・・・


ズーン(←※次の靴の条件「歩いても静か」)

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アメリカ西海岸滞在も残り少なくなってきたはくこうです。
サンノゼ、カルトレインの駅前のホテルをチェックアウトし、
空港に帰る前にちょっと気になっていたスポットがあったので訪問してみることに。




まあ、なんということもない公園です。


向こうには同じように空の彼方を眺めている人たちが。


この公園で待つことしばし、
小さな点のようなものが空の彼方からだんだんと近づいてきて、



轟音を立てて頭上を通り過ぎていきます。



かなり大きな飛行機も頻繁に。



飛行機はやっぱりかっこいいですなー。


この公園、サンノゼ国際空港に降り立つ滑走路の直線上にあり、
空港に着陸していく飛行機が低空で頭上を通過していくナイススポット。
1時間ほど飛行機ウォッチングを満喫したところで、
公園を後にしてサンノゼ駅へと向かったのでありました。
もう1時間くらい待ったらANAが来たはずなのにちょっと残念。



カルトレイン&アムトラックのサンノゼ駅。小さいけど歴史的な雰囲気。



カルトレイン(左、中)、アムトラック(右)、そして飛行機の4重奏。



カルトレイン車内からはサンノゼ空港に着陸する飛行機が見えました。



サンフランシスコ国際空港への乗換駅、ミルブレーにて降車。



空港へはBARTで。さすがに難易度の高い券売機にも慣れてきました。


ちなみにこのミルブレー駅から空港までは黄色路線で一駅なのですが、
この区間の黄色路線が曲者で実は平日夜と日曜しか走っていないという罠。
平日昼はBARTの赤路線でいったんサンブルーノに行き、
逆方向の黄色路線で戻ってこなければなりません。



ミルブレーからだといったん赤でサンブルーノに行き黄色で空港に戻る。



というわけで無事サンフランシスコ国際空港到着。



空港的な雰囲気ってなんかいいですなー。



羽田までお世話になるJAL。



サンフランシスコ発羽田行きは栄光のJAL 1便です。



明らかに目立つ「1便」。



窓の外には珍しくなったB747が。



エールフランスのA380もいました。



ギザギザのシェブロンノズルが特徴。B787。



サンフランシスコ空港の誘導路。この空港、台風が来たら絶対沈む。



着陸と着陸の合間を縫って離陸していくようです。



空からサンフランシスコのダウンタウンを望む。



アルカトラス島も小さく見えました。



ゴールデンゲートブリッジもはっきりと見えます。



さらばサンフランシスコ。



上の写真と地図を比べてみる。


サンフランシスコから羽田までは11時間の旅。
お仕事用のPPTをずっと作りながら時間は思ったよりあっという間に過ぎ、
夜7時過ぎ、ほぼ定刻通り無事羽田空港に到着しました。
というわけで3ヶ月半ぶりのアメリカ、
アメリカ麻酔学会サンフランシスコの旅もこれにて終了!
さーてと、アメリカ美女にモテモテ作戦は・・・


・・・


・・・


ズーン(←※今回も成果なし)



関空到着は夜の11時近く。家帰って明日も朝から仕事ですorz。

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自分はいつも午前7時過ぎくらいに家を出るのですが、
この日もいつもと同じように午前7時くらいに自宅を出発。
しかし向かう先は勤務先の病院ではなく、
交通機関をいくつか乗り継いで乗り継いで、
気が付けば自宅を出てから気が付けば3時間、やってきたのは




新千歳空港!


学生時代から北海道大好きで北海道は何度も訪問しましたが、
社会人になってからはなかなか行く機会も作れず2年ぶりの北海道です。
やっぱり北の国はテンション上がりますなー。
もちろん独りで。


・・・


・・・


で(泣)(←※変わらない行動パターン)




まだ雪が残る空港。この直後に向こうで政府専用機が離陸して興奮。


そんなイベントもありつつ快速エアポートに乗り込み、
いざ札幌方面を目指します。
目的地は札幌市内ですが時刻は午後11時すぎ。
ちょっと早めのお昼ご飯を先に頂いておこうと思い、
札幌を通り過ぎて降り立ったのは、



琴似駅。



しっかりと雪が降っております。北海道の人はめったに傘をささない説。



札幌訪問時には必ず訪れる旭川ラーメンの名店・ななし。


旭川ラーメン・ななし(※別窓:食べログ)



札幌にラーメン店は数あれど、
いちおう市内数十軒を回ったはくこう的一押しがここ「ななし」です。
旨みたっぷりの豚骨醤油スープ、これぞ正統派の激旨ラーメン。
いま考えると京都の「あかつき」に非常に印象が似ているラーメンですが、
こういうのが自分好みなのかもしれません。



ななしの醤油ラーメン。相変わらずの激旨。



お店から一歩裏通りに入ればこんな感じ。



ななしからわずか数十メートルにあるスープカレー店「らっきょ」。


この「らっきょ」が監修する
ハウス食品の「スープカレーの匠」(※別窓)
手軽に本格派スープカレーが作れることもあり
いつも大変お世話になっている一品です。
監修してくださっている「らっきょ」さんに感謝の念をささげつつ、
再び琴似駅からJRに乗り、札幌駅へと向かったのでした。


札幌駅からは地下鉄を乗り継いで西11丁目駅で下車。
相変わらずの積雪道を歩いてやってきたのは、




日本集中治療医学会学術集会。


そうです。今回の北海道訪問の目的はこの学会に参加すること。
いちおう集中治療専門医のはくこう、
ちゃんと出席点もゲットしてお勉強もしてこなけりゃなりません。



しかし微妙に離れた会場間、革靴でこの道を歩くというチャレンジ。


とりあえず教育講演2つとシンポジウム1つ、
さらにポスターも閲覧させて頂きながらいろいろとお勉強。
午後4時半過ぎ、いい時間になったところで会場を後にしたのでした。



この交差点表示を見ると札幌に来た実感。



道端でふと古い記憶を呼び起こしたビル。


だいぶ前にここの地下のラーメン屋に行ったことがある気が。。。
しかしビルに入ってみても地下にラーメン屋さんはありません。
でもなんかこのビル、妙に記憶があるなー。
絶対この地下のラーメン屋さんあったはずなんやけど・・・


調べてみたら、




やっぱ行ってた。(※2003年8月2日撮影)


やっぱり以前訪問していたお店、てかなんと13年前。
現在はここから移転して発寒南で営業されているようです。

爐(※別窓)


13年前、はくこう大学3回生。
13年前の風景の記憶、結構残ってるもんやなーと思いながら、
駅まで積雪の残る道を歩いたのでありました。



JR札幌駅から再び快速エアポートに乗車。



新千歳空港到着!



そして空港で頂くハスカップジュースと牧場ソフト(゚д゚)ウマー。


そして再び飛行機に乗り込みいざ関西へ。
おうちに戻ってきたのはいつもの帰宅時間と変わらない
午後10時だったのでありました。
というわけで、


日帰り札幌学会の旅、終了。


なにぶん人手不足もあり1日しか空けられる日がなく、
かつ学会出席はしておきたい、ということでまさかの北海道日帰り。
せっかくの北海道だったし楽しみたいところでしたがしょうがない、
次の訪問を楽しみにしていましょうかね!
次も独りの公算大独りの公算大独りの公算大独りの・・・


・・・


・・・



ズーン(←※最後はやっぱりこうなる)

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人数減員につき、もんのすごく忙しくなったはくこうです。


日中はひどいときには8列の鵜飼い麻酔を行いつつ、
完全徹夜当直の明けに予定の心臓手術をもちろん最後まで担当しつつ、
24時間ご飯食べられずは日常茶飯事、
気が付けば忙しすぎて36時間の絶食になってたりとか、
割とふつーになってる今日この頃。
おかげで中年太りすることもなく9月だけですでに2kgの減量。
ええ、いまんとこスリムなはくこう、もうモテモテ・・・


・・・


・・・


で(泣)(←※むしろクタクタ)


そんな感じの忙しい日々が続くはくこうですが、
最近ちょっと珍しい手術の麻酔を担当することがありました。
その名前は一般人にも有名な手術ながら、
実際に関わったことがある医療関係者は非常に少ない手術。
それは・・・




バチスタ手術。


Dor手術やSAVE手術はたまに担当しますが、
後側壁切除のバチスタ手術を担当するのは初めてであります。
適応も限られるだけに非常に珍しい機会。
それにしてもバチスタ手術の麻酔に入るということは、
そうか!俺はチーム・バチスタの麻酔科医なんだ!
海堂尊の小説や「医龍」でも有名なはず。
いやもうモテモテ確定ですよね!


ちなみにチーム・バチスタの麻酔科医といえば、



・「チーム・バチスタの栄光」では犯人。
・「医龍」では薬物中毒。


・・・


・・・



ズーン(←※そしてこのチームでは非モテ系)



幸いにして手術も予定通り終了し、
術後経過も極めて順調だったのは、
担当麻酔科医としても嬉しい限りだったのでありました。




もはや何を狙ってるのかわからないお風呂。タウリンとビタミン入り。

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最近、気道確保困難に遭遇する頻度が高い気がするはくこうです。
前もってECMO回しながら気道確保したのを皮切りに、
振り返ってもここ2週間で意識下挿管を選択したのが3回ほど。
そして来週にはTreacher-Collinsが。
ちなみにはくこうは嫁確保困難だよ!


・・・


・・・


で(泣)(←※もちろん今日も正常運転)


たまには手術室のおはなし。
手術室では手術終了後に患者さんを手術ベッドから病棟ベッドに移す時に、
スライダーと呼ばれる板を使って患者さんを移動させます。



こんな感じでズサーッと。(※参考画像)


スライダーを使って一気に平行に移動させるわけですが、
手術後の患者さんは点滴ルートをはじめ、
体内の貯留液を外に出すための管(※ドレーン)や、
おしっこを出すための管(※バルーン)なんかを付けてるので、
移動の際にそれが引っ張られたり抜けたりしないよう、
必ず移動前に確認するわけです。


医「じゃあ移動しますよー。」
看「はい。点滴ルート大丈夫ですか?」
医「大丈夫ですよ。」
看「ドレーン、バルーン、大丈夫ですか?」
看「大丈夫です!」
医「じゃあ行きますよ、いち、にの、さん!!!」


とこんな感じで移動するわけですが、


「ドレーン、バルーン、大丈夫ですか?」


もはやお決まりとなったこのフレーズをちょっと心に留めつつ、


・・・


とある日の手術室。
この日外回りの仕事に入っていたのは1年目の新人看護師さん。
無事手術も終わり、あとは患者さんを病棟ベッドに移動させるのみ。
1年目看護師さん、先輩に急かされつつ、
緊張の面持ちでついに例のセリフ初デビューであります。


医「じゃあ移動しますよー。」
看「はい。点滴ルート大丈夫ですか?」
医「大丈夫ですよ。」
看「Aさん、あの確認!」
看「あっ、は、はい!」
看「移動の時に気を付けるあれの確認!」

あ、あの、ドルーンバレーン大丈夫ですか?」


・・・


・・・


ドルーンバレーン・・・(←※惜しい)


術後のスタッフみんなを和ませつつ、
ドルーンバレーンの謎のリズムの良さがいつまでも頭に残った
そんな某日の手術室でありました。

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先日は朝から一般外科の麻酔、昼からAVRの麻酔して、
夕方に飛び込んできたCPA蘇生後の外傷性心破裂の麻酔を導入して、
麻酔維持を同僚にお任せしたところで、
自分は緊急の帝王切開と髄内釘の麻酔を終えれば気が付けば深夜。
午前2時前に飛び込んできた大動脈解離の麻酔を導入しつつ、
並列で押し込んできた下部消化管穿孔ショックの麻酔を並列させつつ、
朝が来たところでウィーニング後の管理を同僚にお任せして、
その日の予定手術の外科と脳神経外科の麻酔導入に入るという、
なかなかに楽しい麻酔三昧の生活を送るはくこうです。
ええ、婚活を忘れるかのように仕事をしております。


しております。


・・・


・・・


(←※絶対安定の非モテ系)



というわけで突然ですが先日の産婦人科の手術室。
午後9時過ぎ、長い長い手術もようやく佳境を終えて、
あとは閉腹して終わりというところです。


婦1「あー長かったなー。」
婦2「大変でしたねー。」
婦1「そういやさっきから静かやね。看護師さん、BGMは?」
看護「あ、CD終わっちゃってましたね。」
婦1「なんか音楽流しといてよ。」
看護「なんかCDいっぱいありますけど。。。」
婦1「とりあえずノリノリでテンション上がるやつ。」
看護「ノリノリ・・・ですか?」
婦1「そうそう、ノリノリでテンション上がるやつなんか流しといてー。」
看護「わかりましたー。」


ちょっと年配の看護師さん、
最近の曲はよくわからないからねーとつぶやきながら
ノリノリの曲、ノリノリの曲、とチョイスしたCD。









尾崎豊名曲集。



ノリノリ・・・か????



という微妙な疑問が漂う中、
割と曲に合わせてノリノリでお仕事していたその年輩看護師さんのお姿が
かなり印象的だったのでありました。




麻酔科医室に突如置かれていた肉のカタマリ。


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この日の当直も結局貫徹、そして産婦人科祭り。
深夜から茎捻転、子宮外妊娠、帝王切開と3連発で結局徹夜、
ついでに開頭血腫除去も平行してやってたわけで、
ようやく朝が来てみればさすがにお疲れモードであります。
そんなお疲れはくこうを癒やしてくれる優しいお嫁さん大募集中・・・


・・・


・・・


(←※永遠の応募者ゼロ)


さすがに疲れたなーと思って、
麻酔科医室に帰ってくれば、机の上にはメディカルトリビューン誌が。
疲れた目でなんとなく見てみれば、



メディカルトリビューン。



んんんん????


 
広がる肛門!?


と、何か一瞬未知の世界を垣間見てしまった気もするわけですが、
もちろんそんなことはなく、



広がる、(肛門の)温存手術、ですな。もちろん。


「広がる」は「肛門」ではなくて「温存手術」にかかるわけですな。
いやはや、日本語って本当に難しいですね。
そして婚活も本当に難しい・・・


・・・


・・・


ズーン(←※やっぱり)

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この一週間も当直すれば心タンポショックの大動脈解離やら、
NAD、AD極量持続中のNOMI試験開腹を引き当てたり、
気道狭窄症例に対してECMO回しながら挿管したりと、
お仕事的にはなかなか大変だったのですが、
気がつけば世間はクリスマス、
もちろんお独り様シングルはくこうは
シングルベル、シングルベル、親が泣く~♪


・・・


・・・



で(泣)(←※もはや親も諦めモード)



しかししかし婚活頑張ろうと心に誓うはくこうですが、
ある日のこと、手術室をテクテクと歩いていると、
産婦人科の某先生が話しかけてきました。


産「ちょっとすいません、はく先生。」
俺「どうしました?」
産「いま大丈夫ですか?」
俺「大丈夫ですよ。」
産「ちょっとこんなところで難なんですが」
俺「ちょっとはく先生に紹介したい方がいまして。」



紹介!


キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!(←※ただいま絶賛婚活中)



はやる心を落ち着かせつつ、


俺「紹介、ですか。」
産「ええ。」
俺「ちなみにどんな方ですか?」
産「ええっとですね。」



ドキドキ(o(´∀`)o)。


・・・


・・・


産「72歳女性なんですが」
俺「・・・ええ。」
産「慢性腎不全で透析されていて心機能も悪くて」
俺「・・・ええ。」
産「BMI 38の肥満があって」(←※150cm、86kg)
俺「・・・・ええ。」
産「さらにコントロール不良の喘息と糖尿病がある方なんですが」
俺「・・・・・ええ。」
産「全身麻酔、大丈夫でしょうか。」


・・・


・・・



仕事頑張るぞ。。。。



後日、本人さんを診察して、
麻酔についてはゴーサインを出しました。
そしてはくこうに結婚のゴーサインが来るのはいつの日か。


・・・


・・・


ズーン(←※全く見込みなし)

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プロフィール
HN:
はくこう
性別:
男性
職業:
麻酔科医
自己紹介:
近畿地方の某市中病院に勤める麻酔科医。気がつけばドクター16年目、WEBでのカキモノは22年目に突入ながら、変わらない非モテ系が、そこにはいる。ズーン。
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