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独りアクティブ非モテ系16年目ドクターのにっき。
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その日も手術室は見事なまでの予定手術詰め込みっぷり。
そしてそんな日に限って当直orz。


日中は手術室リーダーとして手術と人をいろいろ割り振りつつ、
夜まで長引く定例手術たちに加えて、
準夜帯だけで麻酔科依頼の緊急手術が4件、
これを後輩くんと手分けして担当して
午前1時過ぎにようやく全ての手術が終了。
その後最近の当直にしては久々に深夜帯の緊急手術ゼロ。
3時間くらい寝れてスッキリしたところで、
朝から定例の手術の麻酔に入り、


お昼ごはんを食べる時間なんてない!


急げ、空港へ!!!


というわけで




札幌来たよー。(※イメージ画像)


そして、札幌と言ったらやはり、




SAPPORO CLASSICで独り晩酌ですよね!


寂しくない寂しくない寂しくない・・・


・・・


・・・


(涙)


というわけで明日から日本麻酔科学会@札幌であります。
実は特に発表はないはくこうではありますが、
頑張って最新知見を勉強してまいりましょうか。

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世間は連休ですがはくこうは連休ど真ん中当直。
他の救急病院もGWで休んでるんじゃないかと疑うくらい、
2次救急クラスの緊急手術が押し寄せてくる中、
しっかりと3次救急がコンスタントにやってくるあたりが
我が病院の恐ろしいところであります。
今日も後輩君と協力して今日も徹夜で2並列麻酔。。。


救急医療(※別窓:Wikipedia)


そして当直明けた帰り道、
さすがに眠いけど天気もよくまさに絶好の行楽日和ですよ!


ノー会話デー決定ですけどね!(←※休日も常に独り!)


・・・


・・・


むしろ休日も仕事のほうが、
誰かとの会話があるから楽しいなーと思ってるあたりが
ちょっと終わってることは自覚しつつ、
最近の独り寂しく自炊料理シリーズ。




中落ちマグロのポアレ、照り焼き風。



まあ、なんていうか、その、温野菜。



安売り牛ロースとエリンギのつぶマスタードソース和え。



エビ入りチャプチェ。



照り焼きチキンでクラブハウスサンド。



半額ブリの竜田揚げ。



淡路島の玉ねぎでオニオングラタンスープ。



3割引き牛肉のステーキ。



緑系入れ忘れた肉じゃが。



アサリの酒蒸し的な。


演題は出してないけど
日本麻酔科学会@札幌行けることになったはくこうでした。
さあ、独り札幌の夜、どう過ごしましょうか。


・・・


・・・


ズーン(←※相変わらず)

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麻酔の導入も終わり、安定した維持期に入ったところで、
外回りの看護師さんと少しおしゃべり。


看「先生、挿管介助間に合わなくてすいません。」
俺「いやいや、全然だいじょうぶよ。」
看「バルン入れ終わって、挿管かなと思ったんですけど。」
俺「ああ(笑)」
看「すでに先生が一人で挿管しちゃったあとでした。。。」
俺「いつもけっこう一人でやっちゃうのよ。」
看「そうなんですか。」
俺「スタイレットも使わないしね。」
看「ちょっと目を離したら、すでにテープ固定も終わっててビックリしました。。」
俺「看護師さんも忙しいかなーと思ってね。」
看「介助なしでも挿管できるんですね。」
俺「できるよー。けっこう一人でやっちゃう先生も多いんじゃないかな。」
看「そうなんですか。」
俺「うん。呼外のダブルルーメンも介助なしでやるよー。」
看「できるんですかっ?」
俺「できるよー。」
看「あまり看護師介助なしでやってるとこ見たことないです。。。」
俺「神経ブロックも基本介助なしやなー。」
看「シリンジ押す人必要にならないですか?」
俺「俺、いつもブロック針に直接シリンジつけるからなー。」
看「難しくないですか?」
俺「これで慣れちゃったからね。」
看「そういうもんなんですねー。」
俺「抹消ライン確保してつないでテープ固定とかも一人でやることあるよ。」
看「何でもありですね。。。」
俺「まあね(笑)。いちおいろいろな状況を想定してさ。」
看「ええ。」
俺「いざというときに助けがなくても」
看「ええ。」
俺「介助なしの一人で粛々といろいろな麻酔手技ができるように練習してん。」
看「そうなんですねー。」
俺「緊急事態には人が足りないこともあるしね。」
看「そうですよね。」
俺「目指せ、なんでも一人でできてしまう麻酔科医、やで。」
看「それにしても先生。」
俺「ん?」
看「なんでも一人でやってしまうと」
俺「うん。」
看「結婚できませんよ(笑)。」


・・・


・・・






緊急事態に備えて培った技が、
まさか自分の首を絞めることになるとはっ、一生の、不覚っ!
ならばこれから何も一人でできない系キャラを目指せば、
母性本能をくすぐってもうモテモテだぁ!


・・・


・・・


ズーン(←※大間違い)

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フィクションですが、ある日の手術室の風景。
1件目の手術が終了し、看護師さんが片付けに追われています。


A「次の手術、定期をストップして緊急を入れます!」
B「緊急?」
A「脳外科の緊急開頭クリッピングみたいです。」
B「いつ入ってるくるんですか?」
A「20分後くらいには来たいみたいです。」
B「20分って、ちょっと準備やら何やらキツくないですか?」
A「麻酔科の先生には連絡いってる?」
B「いってるはずです。」



そして次の手術の入室10分前に麻酔科医登場。


A「先生、準備間に合います?」





麻「急な申し込みでまだ患者情報とか全く知らないんだよな(汗)。」
A「下で挿管はされてるみたいですね。」
麻「そうやね。DSAの後だからAシースも入ってるやろし。」
A「ええ。」
B「バイタルはとりあえずは安定してるみたいですね。」
麻「ええ。あとは検査結果、腎機能とかKとか血糖とかそのあたりを・・・」






そして患者さん入室。
人工呼吸器に接続し、モニター装着、
Aシースに圧ラインを接続してAライン波形を出したところで、


麻「2本目の抹消ライン取るよー。」
A「何ゲージでいきますか?」
麻「急速輸液ラインなので、少なくとも18ゲージは欲しいんだけど・・・」
A「だけど?」
麻「この患者さん、血管が細くてこれは難しいかも。。。」
A「先生なら行けますよ!」
麻「とりあえず18ゲージで。針ください。」
A「はい。」
麻「いきますよ。入るかなー・・・。」






そして手術開始、
執刀医は脳神経外科でも有数の腕利きのP先生。
凄まじい速さで手術が進んでいきます。
なんと執刀開始から15分で開頭マイクロイン、
そしてその15分後にはクリッピング完了、なんという超高速。






そんなわけで無事に手術も終了、というフィクションなお話でした。
今更ながらスラムダンクですが、


「今でも仕事中に時々スラダンの名言を思い出して頑張るんですよー。」


としみじみとおっしゃったあるスラムダンクマニアの看護師さんのお話。
そして同じくスラムダンクマニアの俺としても、
日常診療で遭遇する緊急事態のたびに、
あの名言を思い出して、力づけられるのであります。







どんな状況でも諦めずに頑張ろうと決意するはくこうでした。
ちなみに婚活も、諦めたらそこで試合終了ですよね!


・・・


・・・


ズーン(←※すでに試合終了の予感)

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たまには医学的ネタを。


院内でもなかなかに問題となるClostridium difficile(CD)感染。
偽膜性腸炎の主な起炎菌として、
入院患者さんが下痢をおこしたらまず鑑別に挙げる菌ですが、
これがなかなか治らんかったり、
発見が遅れて別の人に感染ってたりとけっこう苦労する菌なわけです。


そんなCD感染に関する論文2本。
まずはNew England Journal of Medicineから。




いわゆる「便移植」の論文。しかもRCT(!)。
患者を3群(①VCM+腸洗浄+便移植、②VCMのみ、③VCM+腸洗浄)に分類、
primary endpointは10週間再発のないCD関連下痢の改善。
ちなみに便移植、健康なドナーの便(!)を
患者の経鼻十二指腸チューブから投与とのこと。
そして結論としては便移植はVCM単独投与よりもはるかに効果があったと。
まあ健常なドナーの便で腸内細菌叢を再構築するという治療ですが、
これからもしかしたらCD腸炎と診断されたら、
誰かの便を食わされる時代が来るんじゃないかと思うと、
心理的にはやっぱり抵抗がある治療法やなーとは思います。
誤嚥とかしたらえらいことになりそうな気がしたりしなかったり。。。。


そして2本目はBMJより。


BMJ 2012; 345


CD感染の臭いを嗅ぎ分けるよう訓練されたビーグル犬を使用。
300人の患者(30人がCD感染者、270人がコントロール)が対象。
そしてその結果ですが、便検体に対しては
なんと感度100%、特異度100%でCD感染を同定。
患者に対しても感度83%、特異度98%でCD感染を同定できたとのこと。

これからはCD感染の早期発見のために、
病棟内を犬がウロウロする時代が・・・


・・・


来ないやろなぁ。。。。。

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当直の合間、手術室のナースマンC君とおしゃべりしておりました。


C「医療関係者って、基本的に仕事は3Kですよね。」
俺「そうやなー。特に手術室はね。」
C「麻酔科の先生の仕事も3Kですよねー。」
俺「言われてみれば、そうかもしれんなー。」
C「いやいや、3Kですよ。何でしたっけ、あの」
俺「キツイ、キタナイ、・・・」
C「筋弛緩!
俺「・・・。」
C「3Kじゃないですか(笑)。」
俺「せやな(笑)。」


・・・


2日連続徹夜とか時にはキツイなーと思うこともあるし、
仕事中は時には感染症含む血液や体液に触れまくって危ないし、
でもこのご時世、好きな仕事できてるというのはありがたいことであります。
というわけで、最近作った独り飯たち。
忙しくなるとどうしても簡単な炒めものや鍋が増えますな。



豚バラとにんにくの芽とエリンギの塩ダレ炒め。



ほうれん草と卵とじゃこの炒めもの。



色々調べてケンタッキーフライドチキンを頑張って再現した鶏の唐揚げ。



寒い夜には麻辣火鍋。花山椒のしびれが良い感じ。



八戸から取り寄せたせんべいで作った八戸せんべい汁。



なんとなくマーブルパウンドケーキ。


福は内を心から願うはくこうでありました。

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某病院の手術室にて。


麻「どうもはじめまして、本日の麻酔を担当します、麻酔科のXと申します。」
患「Aです。よろしくお願いいたします。」
麻「患者さんに苦しみを感じさせない、ロハスな麻酔を心がけます。」
患「はい、どうも、よろしくお願いいたします。」
麻「Aさん、確か血液サラサラのおクスリ、飲まれてましたね。」
患「あ、はい。昔脳梗塞をやりまして。」
麻「そうでしたね。。」
患「ところで先生、麻酔からはちゃんと目覚めるんでしょうか。」
麻「大丈夫ですよ。」
患「それがちょっと心配で。。。」
麻「大丈夫です。最後にデトックスのおクスリ入れますから。」
患「で、でとっくす?」
麻「まあ、言えば、毒抜きですね。」
患「は、はあ。。。」
麻「ですから大丈夫です。では手術室の方へ。」


・・・


麻「では、まず、点滴を取りますね。どこにしようかな。」
患「先生の持ってるその道具は何なんですか?」
麻「ダウジングです。よし、ここだ。」
患「・・・。」
麻「はい、チクッとしますよー。」
患「痛っ。」
麻「はい、これで終わりです。ちょっと痛かったですね。」
患「その点滴の中身は何なんですか?」
麻「ナノクラスター還元水です。」
患「な、なのくらすたー??」
麻「ええ、体にいい水です。イオンがいっぱいですから。」
患「イオン・・・。」
麻「ごく一部の微量成分には、ホメオパシー効果も期待できます。」
患「は、はあ。」
麻「あと、最近わかってきたことなんですが。」
患「ええ。」
麻「アンチエイジング効果もありますので。」
患「は、はあ。。。ところで先生。」
麻「はい?」
患「部屋、ちょっと寒いんですが。。。」
麻「あ、そうですか。もう1枚毛布をかけましょう。」
患「ありがとうございます。」
麻「手術中も、ゲルマニウム入りの加熱器で温めますからね。」
患「ありがとうございます。」
麻「はい、ではまず脳波を見るシールをおでこに貼りますね。」
患「はい。なんか、ヌルヌルしてますね。」
麻「ヒアルロン酸コラーゲンがいっぱいですから体にいいですよ。」
患「は、はあ。。。」
麻「心電図のシールも貼り終わりましたね。」
患「はい。なんかこれ、サロンパスみたいですね(笑)。」
麻「ええ、うちのは実際に磁力が出てます。」
患「そうなんですか。」
麻「磁力で肩こりも改善しますからね。一石二鳥です。」
患「このピッピッっていう心電図の音、ちょっと無機質で緊張しますね。」
麻「1/fゆらぎの音を採用してますので、リラックスするはずですよ。」
患「そうなんですか。」
麻「ええ、ヒーリング効果絶大です。」
患「そんなもんなんですかねー。」
麻「では続いて酸素マスクを顔に当てますね。」
患「はい。」
麻「では大きく深呼吸して酸素を吸い込んでください。」
患「はーい。」
麻「マイナスイオンもたっぷり含まれてますからね。一緒に吸いましょう。」
患「は、はあ。」
麻「はい、大きく深呼吸。」
患「はい。」
麻「十分吸えましたので、そろそろ全身麻酔に入ります。」
患「その白い注射の液体が眠り薬ですか?」
麻「そうです。ちなみに卵アレルギーとかないですね?」
患「ないです。何でですか?」
麻「このクスリの一部に卵の成分が入ってるんですよ。」
患「そうなんですか。」
麻「まあ、オーガニック卵を使ってますのでご心配なく。」
患「は、はあ。」
麻「親鶏も無農薬で育ててますからね。」
患「そ、そうですか。」
麻「では麻酔のおクスリ、入れていきますね。」
患「はい。。。」
麻「Aさーん、わかりますかー。」
患「zzz・・・。」


・・・


こんな麻酔は嫌やなーと、同僚とおしゃべりしていたある夕方でした。

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仕事終わり、 同期の同僚K先生とおしゃべりしておりました。


K「えーっと、僕ら確か、平成19年卒でよかったよね?」
俺「うん、そのはず。」
K「平成19年卒ってことは」
俺「今年でドクター6年目ってことやな。」
K「6年目!」
俺「つまり、4月からは7年目やな。」
K「7年目!」
俺「・・・」
K「ヤバくね?」
俺「ヤバい。てか7年目とか、普通に中堅やん。」
K「ですよね。」
俺「気分的にはまだ全然下っ端気分やねんけどなー。」
K「どうします?7年目とか(笑)。」
俺「ヤバいなー(笑)。」


・・・


思い出してみれば、俺が研修医1年目の時に、
指導医についてくれたのが医師6年目のドクター、
そして研修医から見れば6年目のドクターといえば、
何でもできて知識も圧倒的で頼り甲斐もあるまさに指導医。
しかし現在、同じ6年目の自分はまだまだ下っ端気分で、
当時の指導医と同じだけの存在とは全く思えないのですが、
気がつけば若い先生の指導の仕事も多くなってきたわけで、
自分ももっともっと勉強して経験を積んでキャリアアップして、
若い先生に何か残すことができるだけの、
あの時の指導医の先生のようなドクターになれたらなーと、
ちょっと思う今日この頃なのでありました。
なんとか、あの先生に並び立てるようなドクターになりたいものです。


そういや、あの先生、


俺を指導していた当時、すでに結婚してお子様もいらっしゃったなー。



・・・


・・・


・・・


ズーン(←※永遠に並び立てない)




ちなみに「レ・ミゼラブル」観てきました。


ミュージカル映画とは知らずに観に行ってちょっとびっくらしましたが、
不覚にも猛烈に感動、これぞ映画館で観る映画の楽しみでありました。
もちろん、独り映画鑑賞でしたけどね!AHAHAHAHA・・・


・・・


ズーン(←※本日2回目)

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先日開催された全日本フィギュアスケート選手権男子で、
羽生結弦選手(※別窓)が見事初優勝を飾ったわけですが、



羽生結弦選手


珍しく手術も続々と定時前に終わり、
仕事を終えて集まってきた麻酔科医が集って、
フィギュアスケートの話題で盛り上がる夕方の麻酔科医室。


A「ところで羽生選手って、すごい首が長いですよね。」
B「長い。しかも10頭身くらいあるんじゃないかな?」
A「あんだけ首が長いと、頭と首だけで2頭くらい稼いでそうですよね。」
C「しかしあの首、羽生選手は多分挿管難しいと思うよ。」(←※麻酔科マニアック)
A「あ、確かに。難しそう。」
B「いわゆる、『遠い』系ですよね。」
C「そうそう。声門までが遠くて喉頭鏡が届かない系。」
D「大きいブレード使ってもダメなんですか?」
C「ブレード大きくしても展開の角度が変わるからなー。」
A「一概にブレード大きくしたからって展開は容易にはならんですよね。」
D「Airway Scopeはどうなんですか?」
B「いや、あれも『遠い系』の人には届かない。」
A「だいぶ奥まで突っ込んでも喉頭蓋がペロっと垂れ下がって邪魔すんねん。」
B「だいたいマスク換気はできるからとりあえずマスク換気で頑張って」
A「何回かブラインドで頑張ってみて」
B「どうしてもダメならファイバー挿管ってところかなー。」
俺「『遠い系』の人、オプティカルスタイレットが結構使えますよ。」
B「あ、あれは確かに使えるなー。」
俺「声帯まで一直線、って感じで『遠い系』には有効ですわ。」
A「今度、首が長い人に使ってみようかな。」
俺「是非是非。けっこういい感じですわ。」


B「しかし、羽生選手も難しいかもしれないけど」
俺「ええ。」
B「マツコ・デラックスはマスク換気に苦労しそうやな。」



マツコ・デラックス


A「確かに。。。マスクフィットはするけどすんげー圧要りそうや。。。」
D「ああいう体型の方が緊急手術とかで来られるとドキドキしますよね。」
A「うん。麻酔導入までがかなりストレスやな。」
B「下顎角も触知しにそうそうやしなー。。。」
C「でも、マスク換気困難でも意外と挿管は簡単そうじゃないですか?」
D「airway入れれば換気ができて、展開したら以外にもCormackⅠとかね。」
俺「確かにマスク換気は苦労しても挿管はできそうな印象ですね。」
A「まあ、何ごともやってみないとわからんけどな。」
俺「確かに。」


A「じゃあ、首長族(※別窓)はどうなんですかね。」



首長族。(in ミャンマー&タイ)


D「あれも『遠い系』じゃないんですか?」
A「確かに遠そうやな(笑)。」
E「いや、あれは違うんですよ。」
D「違う?」
E「ええ、首長族の首は長いように見えて違うんです。」
A「そうなん?」
E「あれは肩を器具で押し下げてるだけなんです。」
俺「(´・∀・`)ヘー。」
E「首の長さは変わらず、極端ななで肩になっているようなものらしいですよ。」
俺「ってことは、口から声帯までの距離は同じなんやな。」
E「そういうことになりますね。」
B「ちょっといま調べてみたんやけど。」
A「ええ。」
B「『首長族』、『挿管』でPubMedで検索してもヒットしないね。」
E「ないでしょ(笑)。そんな論文。」
A「ってことはむしろチャンスじゃね?」
E「は?」
A「」「先生がいまからタイかミャンマーに行って」
E「え?」
A「向こうの病院で首長族の方の手術があれば是非担当して」
E「はあ。。」
A「その挿管難易度について何症例かまとめれば」
B「『Anesthesiology』や『Anesthesia&Analgesia』掲載も夢じゃない!」
俺「首長族の方々のためにもなる研究ですね。」
B「うむ、先生!是非いまからタイかミャンマーへ!」
E「遠慮しときます。。。。」


・・・


というわけで、やはり気道確保に関しては、
非常に盛り上がる麻酔科医たちだったのでありました。
なんというマニアックトーク。

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予定手術も我が担当はASA-PS 3クラスがひたすら続くはくこうです。


ちなみにASAーPSとは麻酔を受ける患者さんのリスク分類、
わかりやすく言えば1が健康な人、
2は軽度の全身疾患を抱えてる人、高血圧とか高脂血症とか。
3は大変な疾患を抱えながら何とか頑張ってる人、透析とか心不全とか。
4は命にかかわる状態の人、不安定狭心症とか肝不全とか。
5は瀕死で手術しても助かる見込みは少ない人、
そして6は脳死の人。


12月に入ってからを振り返っても、
某日もEF(左室駆出率) 20%台の方の全身麻酔下泌尿器科手術、
そしてその次の日はハローベスト患者さんの挿管&麻酔をしつつ、
その次の日はsevereな喘息発作を繰り返す方の婦人科手術、
すでにCre 6の非透析、術中色々頑張ってもKが上がり続ける患者さんの麻酔、
shockで入室した外傷性硬膜外血腫の開頭血腫除去、
窒息寸前の主気管支狭窄の患者さんの挿管など、
なかなかの重症患者さんの麻酔のオンパレード。
もちろん全てが全ての先生にとってPS 3かどうかは判断の別れるところですが、
下手したら急変必至の麻酔を何とか無事に、もしかしたら運良く、
とりあえず乗り切ってきつつも、毎日がドキドキヒヤヒヤであります。。。


ちなみにプライベートでドキドキすることは(←※ロマンス的な意味で)


・・・


・・・


で(泣)(←※ズーン)


昨年1年間でPS 3以上の患者さんの麻酔だけで
150例以上担当してたことにビビりつつ、
とりあえず最近の独り寂しく自宅自作おつまみシリーズ。




とりあえず、イカ焼いてみた。



とりあえず、肉も焼いてみた。



そして、肉をすき焼き風に煮てみた。



まぐろの切り落としと大根の甘辛煮。



まあ、いわゆる、なんていうか、その、肉じゃが。


腹出防止の筋トレもあり、とりあえず最近蛋白多めなはくこうでした。
まあ、体を鍛えたところで誰に披露するわけでもありませんが。
寂しくない寂しくない寂しくない・・・


・・・


ズーン。(←※やっぱり最後も、これ)

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プロフィール
HN:
はくこう
性別:
男性
職業:
麻酔科医
自己紹介:
近畿地方の某市中病院に勤める麻酔科医。気がつけばドクター16年目、WEBでのカキモノは22年目に突入ながら、変わらない非モテ系が、そこにはいる。ズーン。
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