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独りアクティブ非モテ系16年目ドクターのにっき。
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フィクションですが、ある日の手術室の風景。
1件目の手術が終了し、看護師さんが片付けに追われています。


A「次の手術、定期をストップして緊急を入れます!」
B「緊急?」
A「脳外科の緊急開頭クリッピングみたいです。」
B「いつ入ってるくるんですか?」
A「20分後くらいには来たいみたいです。」
B「20分って、ちょっと準備やら何やらキツくないですか?」
A「麻酔科の先生には連絡いってる?」
B「いってるはずです。」



そして次の手術の入室10分前に麻酔科医登場。


A「先生、準備間に合います?」





麻「急な申し込みでまだ患者情報とか全く知らないんだよな(汗)。」
A「下で挿管はされてるみたいですね。」
麻「そうやね。DSAの後だからAシースも入ってるやろし。」
A「ええ。」
B「バイタルはとりあえずは安定してるみたいですね。」
麻「ええ。あとは検査結果、腎機能とかKとか血糖とかそのあたりを・・・」






そして患者さん入室。
人工呼吸器に接続し、モニター装着、
Aシースに圧ラインを接続してAライン波形を出したところで、


麻「2本目の抹消ライン取るよー。」
A「何ゲージでいきますか?」
麻「急速輸液ラインなので、少なくとも18ゲージは欲しいんだけど・・・」
A「だけど?」
麻「この患者さん、血管が細くてこれは難しいかも。。。」
A「先生なら行けますよ!」
麻「とりあえず18ゲージで。針ください。」
A「はい。」
麻「いきますよ。入るかなー・・・。」






そして手術開始、
執刀医は脳神経外科でも有数の腕利きのP先生。
凄まじい速さで手術が進んでいきます。
なんと執刀開始から15分で開頭マイクロイン、
そしてその15分後にはクリッピング完了、なんという超高速。






そんなわけで無事に手術も終了、というフィクションなお話でした。
今更ながらスラムダンクですが、


「今でも仕事中に時々スラダンの名言を思い出して頑張るんですよー。」


としみじみとおっしゃったあるスラムダンクマニアの看護師さんのお話。
そして同じくスラムダンクマニアの俺としても、
日常診療で遭遇する緊急事態のたびに、
あの名言を思い出して、力づけられるのであります。







どんな状況でも諦めずに頑張ろうと決意するはくこうでした。
ちなみに婚活も、諦めたらそこで試合終了ですよね!


・・・


・・・


ズーン(←※すでに試合終了の予感)

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プロフィール
HN:
はくこう
性別:
男性
職業:
麻酔科医
自己紹介:
近畿地方の某市中病院に勤める麻酔科医。気がつけばドクター16年目、WEBでのカキモノは22年目に突入ながら、変わらない非モテ系が、そこにはいる。ズーン。
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