独りアクティブ非モテ系16年目ドクターのにっき。
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本日から日本集中治療医学会学術集会であります。
集中治療医学の全国学会。
俺は明日が当直につき、今日1日だけ出席させてもらうこととなりました。
朝一番でめざせ横浜、神戸空港からスカイマーク羽田行きで飛び立ち、
京浜急行、みなとみらい線と乗り継いで午前10時過ぎに会場到着です。
神戸空港まで、羽田空港からの手間を考えても、
高速バスとか除けばスカイマークの空ルートがたぶん最も格安。
というわけで、
パシフィコ横浜到着。
研修医の時に日本消化器外科学会で発表して以来3年ぶりの訪問、
午前中はARDS/ALIのミニシンポジウムに参加。
つーかむちゃ混みで会場外でのモニター閲覧でしたが、
Piccoを活用したARDS管理やら、腎肺症候群についての動物モデルやら、
最近ちょっと興味あるRTXについてやら、いろいろと勉強させて頂きました。
昼はスガマデックスについてのランチョンセミナー。
まあ、いわゆる、お弁当付きの勉強会であります。昼飯バンザイ。
本当は松田先生@名古屋大のβブロッカーのセミナーを聞きたかったんですが、
申し込みが間に合わずの第二候補。
内容としてはスガマデックスの利点と欠点、
まあオーソドックスな内容を確認する感じでしたが、
海外のスタンダードと日本における現状との差異の話題がなかなか興味津々。
海外では半数を占めるベンジルイソキノリン系筋弛緩薬が、
日本では使われていない原因、そして日本式「ガラパゴス麻酔」など、
なかなか面白い切り口を楽しめたランチョンだったのでした。
そして午後一番は特別講演、
第一弾は國松孝次・NPO救急ヘリ病院ネットワーク理事長の講演です。
オウム事件の最中の警察庁長官狙撃事件の、あの人。
日本のドクターヘリシステム構築についての話題や、
スイスのドクターヘリシステムの紹介など、
なかなか興味深い講演を拝聴したところで、
特別講演第二弾は増本淳・フジテレビプロデューサー。
「コード・ブルー」や「白い巨塔」、「救命病棟24時」、「Dr.コトー診療所」など、
数多くの人気医療ドラマをプロデュースしてきた人気プロデューサー、
特にドラマ「コード・ブルー」について、その制作秘話を聞くことができました。
企画書を児玉清氏に見せたときのまさかの反応とか、
実は当初、山Pは藍沢役ではなくあの人役を想定されてたとか、
第一クールを終えてBPOから来たのとんでもないご意見とか、
また会場からの質問で、
そもそもドクターヘリとは何の関係もない
「コード・ブルー」がなぜドラマのタイトルになったのか、とか、(←※へぇ)
増本氏のユーモアあふれるトークにも乗せられて、
大変に楽しむことができた特別講演でした。
ともすれば医療ドラマなんてと不穏の目で見てしまうドクターですが、
増本氏のお話より。
この「コード・ブルー」、このドラマではすごく人が死ぬ。
たぶん今までの医療ドラマで最も人が死ぬ。
医者が苦労しても助からない患者がたくさん出てくる。
そしたら視聴者の方から苦情が来るんです。
そんなドラマはおかしい、と。
でもそんなことはないんです。
今まで僕らが作ってきたドラマ、
例えば「医龍」とか「救命病棟」とかだと、
病院に着けばスーパードクターがいて、
難易度2%の難手術でも必ず成功して(笑)、
患者の体も心も治してみんな感動、ハッピーだった。
病院にいけば必ず助かる、
そういう風潮を作ってしまった僕らにも責任があるかもしれません。
そこでこの「コード・ブルー」なんです。
みんな頑張って手を尽くしても死ぬ患者がいる、
さらに病院の先生も家族がいて、仕事以外にも守るものがある、
ひとりひとり、いろんな事情があっても、
そんな中で、仕事という場で、
命を守るために精一杯頑張ってる方々をドラマにしたい、
そういう人が集まって作ったドラマなんです。
・・・
なかなかに中の人は真面目に作ってるんやなーと、
ドラマ屋さんの熱意を感じた講演でありました。
ちなみに我が手術医はしっかりコード・ブルー仕様のネイビーブルーであります。
これではくこう、もう山P並みにモテモテ・・・
・・・
・・・(←※ただしイケメンに限る)
で(泣)
特別講演が終われば、
ポスター発表いろいろ見て、
企業ブースもいろいろ見て、
各種人工呼吸器設定におけるSVVの変化とか、かなり興味深々。
興味深い症例報告もたくさん拝ませていただいたところで、
夕方4時過ぎにに会場を後にしたのでした。
新横浜ラーメン博物館で夕飯を食ったところで、
新幹線でレッツカムバック関西であります。
病院に立ち寄って、家に着いたのは夜10時過ぎ。
・・・
さあてと明日は当直、
それにしても学会に参加すると勉強への意欲が燃えてくるもんです。
一日横浜ツアーでちょっとお疲れではありますが、まあ頑張るとしますか。
集中治療医学の全国学会。
俺は明日が当直につき、今日1日だけ出席させてもらうこととなりました。
朝一番でめざせ横浜、神戸空港からスカイマーク羽田行きで飛び立ち、
京浜急行、みなとみらい線と乗り継いで午前10時過ぎに会場到着です。
神戸空港まで、羽田空港からの手間を考えても、
高速バスとか除けばスカイマークの空ルートがたぶん最も格安。
というわけで、
パシフィコ横浜到着。
研修医の時に日本消化器外科学会で発表して以来3年ぶりの訪問、
午前中はARDS/ALIのミニシンポジウムに参加。
つーかむちゃ混みで会場外でのモニター閲覧でしたが、
Piccoを活用したARDS管理やら、腎肺症候群についての動物モデルやら、
最近ちょっと興味あるRTXについてやら、いろいろと勉強させて頂きました。
昼はスガマデックスについてのランチョンセミナー。
まあ、いわゆる、お弁当付きの勉強会であります。昼飯バンザイ。
本当は松田先生@名古屋大のβブロッカーのセミナーを聞きたかったんですが、
申し込みが間に合わずの第二候補。
内容としてはスガマデックスの利点と欠点、
まあオーソドックスな内容を確認する感じでしたが、
海外のスタンダードと日本における現状との差異の話題がなかなか興味津々。
海外では半数を占めるベンジルイソキノリン系筋弛緩薬が、
日本では使われていない原因、そして日本式「ガラパゴス麻酔」など、
なかなか面白い切り口を楽しめたランチョンだったのでした。
そして午後一番は特別講演、
第一弾は國松孝次・NPO救急ヘリ病院ネットワーク理事長の講演です。
オウム事件の最中の警察庁長官狙撃事件の、あの人。
日本のドクターヘリシステム構築についての話題や、
スイスのドクターヘリシステムの紹介など、
なかなか興味深い講演を拝聴したところで、
特別講演第二弾は増本淳・フジテレビプロデューサー。
「コード・ブルー」や「白い巨塔」、「救命病棟24時」、「Dr.コトー診療所」など、
数多くの人気医療ドラマをプロデュースしてきた人気プロデューサー、
特にドラマ「コード・ブルー」について、その制作秘話を聞くことができました。
企画書を児玉清氏に見せたときのまさかの反応とか、
実は当初、山Pは藍沢役ではなくあの人役を想定されてたとか、
第一クールを終えてBPOから来たのとんでもないご意見とか、
また会場からの質問で、
そもそもドクターヘリとは何の関係もない
「コード・ブルー」がなぜドラマのタイトルになったのか、とか、(←※へぇ)
増本氏のユーモアあふれるトークにも乗せられて、
大変に楽しむことができた特別講演でした。
ともすれば医療ドラマなんてと不穏の目で見てしまうドクターですが、
増本氏のお話より。
この「コード・ブルー」、このドラマではすごく人が死ぬ。
たぶん今までの医療ドラマで最も人が死ぬ。
医者が苦労しても助からない患者がたくさん出てくる。
そしたら視聴者の方から苦情が来るんです。
そんなドラマはおかしい、と。
でもそんなことはないんです。
今まで僕らが作ってきたドラマ、
例えば「医龍」とか「救命病棟」とかだと、
病院に着けばスーパードクターがいて、
難易度2%の難手術でも必ず成功して(笑)、
患者の体も心も治してみんな感動、ハッピーだった。
病院にいけば必ず助かる、
そういう風潮を作ってしまった僕らにも責任があるかもしれません。
そこでこの「コード・ブルー」なんです。
みんな頑張って手を尽くしても死ぬ患者がいる、
さらに病院の先生も家族がいて、仕事以外にも守るものがある、
ひとりひとり、いろんな事情があっても、
そんな中で、仕事という場で、
命を守るために精一杯頑張ってる方々をドラマにしたい、
そういう人が集まって作ったドラマなんです。
・・・
なかなかに中の人は真面目に作ってるんやなーと、
ドラマ屋さんの熱意を感じた講演でありました。
ちなみに我が手術医はしっかりコード・ブルー仕様のネイビーブルーであります。
これではくこう、もう山P並みにモテモテ・・・
・・・
・・・(←※ただしイケメンに限る)
で(泣)
特別講演が終われば、
ポスター発表いろいろ見て、
企業ブースもいろいろ見て、
各種人工呼吸器設定におけるSVVの変化とか、かなり興味深々。
興味深い症例報告もたくさん拝ませていただいたところで、
夕方4時過ぎにに会場を後にしたのでした。
新横浜ラーメン博物館で夕飯を食ったところで、
新幹線でレッツカムバック関西であります。
病院に立ち寄って、家に着いたのは夜10時過ぎ。
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プロフィール
HN:
はくこう
性別:
男性
職業:
麻酔科医
自己紹介:
近畿地方の某市中病院に勤める麻酔科医。気がつけばドクター16年目、WEBでのカキモノは22年目に突入ながら、変わらない非モテ系が、そこにはいる。ズーン。
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