独りアクティブ非モテ系16年目ドクターのにっき。
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留学に備えて自分がやったことを記録として残しておきます。
今後米国留学を控えている方々の何らかの参考になれば幸いです。
米国VISA申請
・基本的にはJ-1 VISA(交流訪問者ビザ)を取得することになる。
今後米国留学を控えている方々の何らかの参考になれば幸いです。
米国VISA申請
・基本的にはJ-1 VISA(交流訪問者ビザ)を取得することになる。
・J-1 VISAを取得するためには、留学先機関からDS-2019という書類をもらうことが必須となる。とにかくDS-2019をいかに早く入手できるかが申請の要となる。
・DS-2019の申請手続きは各大学にもよるが、原則受け入れ開始の3カ月前からとなるので、手続きを円滑に進めるためにも申請に必要な書類はあらかじめ用意しておく必要がある。(申請が始まってから各種書類を集め始めると3カ月に間に合わない可能性が高い)
DS-2019申請前に準備しておくべきこと(3カ月以上前)
① 英語力の証明
・2015年よりJ-1 VISAの発行には英語力の証明が必須となった。基本的には(a)TOEFL, IELTSなどのScore、(b)公的機関や英語学校による証明、(c)面接またはビデオ面接による評価、で英語力を評価されることになる。多くの大学がTOEFL 90点以上(場合によっては100点以上)を要求しているので、かなり前から勉強してScoreを取っておく必要がある。ちなみに日本人のTOEFL平均Scoreは70点程度らしい。もちろん自分の留学先が研究留学生に対して何点以上を要求しているか事前に調べておく必要がある。
・ちなみにTOEICでハイスコアを出せる人もTOEFL、IELTSはスピーキングとライティングがあるため苦戦する傾向があるとのこと。
・しかもTOEFLもIELTS、受験料はいずれも25,000円程度。なかなかScoreが出せないと大切なお金がどんどん減っていくことになる。ちなみに自分は2回目の受験で基準をクリアできたがそれでも50,000円。。。。。ちなみに結果が出るまでTOEFL受験だけで20万円以上使った知り合いもいる。
・ちなみにTOEICでハイスコアを出せる人もTOEFL、IELTSはスピーキングとライティングがあるため苦戦する傾向があるとのこと。
・しかもTOEFLもIELTS、受験料はいずれも25,000円程度。なかなかScoreが出せないと大切なお金がどんどん減っていくことになる。ちなみに自分は2回目の受験で基準をクリアできたがそれでも50,000円。。。。。ちなみに結果が出るまでTOEFL受験だけで20万円以上使った知り合いもいる。
・なお、(c)として受け入れ先のBossによるなんとなくの英会話でOKが出るケースもあるので事前に英語力をどう評価するかは受け入れ先に聞いておくことが大切。Bossの裁量とは関係なく事務方がTOEFL Scoreを要求してくる場合もあるので要注意。
② 収入、貯蓄の証明
(1) 収入証明(英語、USD表記)
自分の場合は勤務先機関による有給留学であることもあり、勤務先機関から「英語表記、かつUSD表示による」留学中の収入証明を出してもらった。特に決まったフォーマットはなく、院長のサインがあればOKとのこと。ただし日本円表示では受け付けてもらえないのでかならずUSD表記にする必要がある(勤務先が円表記しかできませんといってもいつのレートでもいいからUSD表示にしてくださいと説得すること)。なおこの収入証明は米国住居の契約でも必要になるので、2通申請しておくとよい。特に決まったフォーマットはない
奨学金の場合はaward letterを提出することになると思われる。
(2) 貯蓄証明(英語、USD表記)
銀行で「英語版、USD表記の」貯蓄証明が欲しいといえば発行してくれる。手数料が1通につき数百円かかる。自分の場合は申請した支店が口座のある支店ではなかったので、後日口座のある支店から郵送という形になった。申請から1週間以内に届いた。なおこの貯蓄証明も米国住居の契約で必要になるので2通申請しておくとよい。
(3) 大学の卒業証明書、成績証明書
必須ではないが要求されることがあるらしい。これも「英語版」を早めに大学に申請して入手しておくこと。自分は京大に申請したところ申請から1週間ほどで届いた。
③ CV(CURRICULUM VITAE)、いわゆる履歴書
特に決まったフォーマットはないようなので、各種サイトを参考に書いたらよいと思う。
DS-2019申請
・ここからは留学先の秘書さんとのやりとりとなる。もちろん英語。留学3カ月前に秘書さんから最初のメール。要求された通りに、まずCV、続いて英語能力の証明(TOEFL成績表)、続いて収入証明および貯蓄証明を送った。すべての書類はemailの添付ファイルとして提出。なお各種証明書をPDF化するためにも手元にスキャナ&プリンターは必須。
・1カ月後(留学2カ月前)に受け入れ先大学からInvitation Letterが届いた(これも添付ファイル)。これをDLして印刷して、最後の欄に自分でサインをして、再びスキャナで読み込んでPDF化して返送。
・その2日後にパスポートのコピーが必要だというメール。スキャンして添付して送った。
・5日後、大学のOIS (Office of International Services)よりOISサイトのログイン情報が届く。My OISというページにログインして、必要な情報を入力。
・その10日後、DS-2019発行通知が届く。USPSのletter packで送るとのこと。追跡番号あり。
・その5日後(留学1カ月半前)、DS-2019が病院に届いた。一安心。
米国領事館面接に向けて
・DS-2019が届いたら直ちに米国領事館面接を予約する必要がある。混雑している時期は次の予約可能日がはるか先になっていることがあるので要注意。総領事館面接に向けて新たにすることは、証明写真を撮る、DS-160を作成する、ビザ申請料金を払って面接予約をする、Sevis費用を支払う、の4点。
証明写真
・最初にすることは、写真屋さんに行って証明写真を撮ること。DS-160オンライン申請の最後で顔写真のアップロードを要求されるため。写真に関しても細かい規制があるが、とりあえずお店の人に「アメリカビザ申請用でお願いします」といえばわかるはず。ちなみにメガネは禁止。背景は白でなければいけない。背景を白でお願いしますと写真屋さんに言ったほうがいいと思う。
・プリントされた写真は5cm×5cmのはず。これとは別におそらくCD-Rか何かでデータをもらえるはずなので、これを、DS-160を申請するPCに保存しておく(600pcs×600pcsくらいに加工しておくとよい。ファイルがでかすぎるとアップロードできない。)。
DS-160作成
・ビザ申請書のこと。オンライン申請サイトで作成する。かなり頑張っても1時間半はかかる(ちなみに自分は3時間半かかった)。
・時間を節約するためにも「DS-160」オンライン申請の前に準備しておくこと
・パスポートを手元に。
・古いパスポートがあればそれも手元に。
・DS-2019も手元に。
・米国への渡航履歴があれば、渡航日、帰国日、滞在日数などを正確に把握しておく。
・自分が勤務した機関(過去~現在)、および在籍した学校の英語表記を用意しておく。
・父親と母親の生年月日を把握しておく。
・アップロードする証明写真(600pcs×600pcsくらいに縮めておく)。
・準備ができたら「米国ビザ申請」のページから「DS-160オンライン申請サイト」に行き、申請開始。書き方についてYou Tube解説動画も準備してあり親切。申請ページはすべて英語だが、最初に設定を日本語にすれば、英語表記の上にカーソルを乗せると日本語訳が出てくる仕様になり安心。ただしこの日本語訳、画面の下のほうは出ないことがある。
・最初に申請IDができるので、これは覚えておくこと。(記入を中断した場合、このIDを使えば呼び出すことができる)
・ページを完成させながら進んでいくことになるが、記入が終わったページは必ず保存して次に進むこと。でないと時間切れになったときや間違いがあったときに最初からやりなおす羽目になる。
・最後に顔写真のアップロードを要求される。
・入力を終えて確認を押すともう訂正できない。間違いがあったら法に問われるとか警告されてちょっとビビるが自分を信じて確定。印刷ボタンを押して印刷する。これを面接に持っていく。
ビザ申請料金の支払い、面接予約
・続いて「米国ビザ申請」のサイトに行き、ビザ申請料金(18,000円くらい)を支払う。クレジットカードOK。VISAをどこに郵送するかもここで要求される。
・申請すると受付番号(11~12桁)が発行される。受付番号が記入された面接予約確認書(appointment confirmation、下に2つの大きなバーコードがある書類)を印刷してこれも面接に持っていく。
・申請料金を支払うと、領事館面接予約が可能となる。自分は12日後の面接日が予約できた(渡米1カ月前)。
Sevis費用を支払う
・F、M、Jビザ渡航者を管理するSEVISというシステムがあり、これにも費用を支払う必要がある。180ドル。J-1ビザ申請者はこの支払確認がないと面接が受けられない。
・SEVISのI-901 fee processing websiteを訪問し、必要事項を記入し、支払い後に登場するI-901 Payment Confirmationを印刷、これも面接に持っていく。
米国総領事館面接
・まず、クリアファイルを用意。書類の順番が重要。このクリアファイルの中に前面から、
① パスポート(新、旧)。写真のページを開いておく。
② DS-160、1枚目のみ、そしてこの書類の左上に証明写真を表向きにクリップで留めておく。
③ DS-2019(原本)
④ SEVIS I-901 Payment Confirmation
⑤ 貯蓄証明(原本とコピー2枚が必要)
⑥ 収入証明(原本とコピー2枚が必要)
⑦ その他補足書類(自分は卒業証明と成績証明を挟んだ)
⑧ 最後のページに面接予約確認書を裏返してバーコードが見えるように入れておく。
・領事館へは、基本的にこのクリアファイルしか持ち込めない(その他は25cm×25cm以内の手荷物1つ、携帯電話、傘のみ)。バッグやリュックなどを持っていくことはできない。そして領事館には荷物を預ける場所はない。ということで、必然的に近くの駅のコインロッカーなどに手荷物はすべて預けてクリアファイルと財布、携帯、必要なら傘を持って領事館へと向かうことになる。
・大阪・神戸米国総領事館は大阪の大江橋のあたりにある。いろいろなサイトでは京阪・淀屋橋駅のコインロッカーを使ったという報告が多いが、個人的にはJR北新地駅(地下にある)の東側コインロッカーが最も近いと思う。ちなみに自分が訪問した時(火曜日、午前10時)は、8割以上のロッカーが空いていた。ここを逃してもJR北新地駅の西側にもコインロッカーはある。
・JR北新地駅から領事館まではゆっくり歩いて徒歩で10分くらい。領事館には指定時間の30分前に到着。アメリカ国旗&物々しく警護する機動隊でどの建物かはすぐわかった。呼ばれるまで入り口から入ることもできないため、路上で待つことになる。おそらく雨だと大変。
・時間がくると係員さんがその時間帯に予約した人たちをまとめて中に呼び寄せる。
・入り口で荷物チェック、入館後に携帯電話を預けて預かり証をもらう。
・エレベーターで上階に向かい、書類チェック。DS-2019の一番下に署名をするよう指示される。署名はパスポートと同じなので自分の場合は漢字表記を要求された。PlaceはOSAKA, JAPANと書けと指示された。証明写真はオンラインでよく取り込めているので今回は使いませんとのこと。その後指紋の登録を受けて、階段で面接室へ。
・面接は2分少々。向こうで何の研究をするのか、今の職業に就いて何年になるのかを聞かれた。英語面接になるが、おそらく面接官は日本語も話せると思われる(答えに詰まった人には日本語で話しかけていた)。最後にyour VISA has been approvedと言われたので安心。パスポートも含めて書類は面接官がいったんすべて預かることになる。
・再び1階に戻り、預かり証を見せてスマホを返してもらう。これにて面接終了。
・領事館面接からなんとわずか3日後にVISAが貼られたパスポートが病院に郵送されてきた。DS-2019をはじめとする提出した書類たちもDS-160を除いてすべて返却された。最終的にDS-2019申請のためのやり取りを始めて2カ月少しでVISAを入手した。これは順調なケースらしい。
・航空券をいつ入手するのかは悩ましいところだが(VISA取得を待っていると渡米ギリギリになり、希望日が満席になる可能性がある)、自分はDS-2019を入手したところでおそらくVISAは出るだろうと踏んでVISA入手前に購入に踏み切った(渡米1か月半前)。ただ、VISA発行の遅れなどで渡米が遅れる可能性も考えて予定変更が可能なflexible ticketを購入した(少し高いが安全のために・・・)。
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プロフィール
HN:
はくこう
性別:
男性
職業:
麻酔科医
自己紹介:
近畿地方の某市中病院に勤める麻酔科医。気がつけばドクター16年目、WEBでのカキモノは22年目に突入ながら、変わらない非モテ系が、そこにはいる。ズーン。
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