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独りアクティブ非モテ系16年目ドクターのにっき。
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研究生活が始まり1カ月、
アメリカに来た変化はもちろんですが、
臨床から離れるという変化が個人的には最も大きく、
なんか不思議な感じです。


その変化の一つが、



テレビ。(※ただいまFOXニュース放送中)


日本にいたときには毎日忙しくてテレビ見る習慣なんて全くなくて、
日曜の夕方に笑点を時々観るくらいだったのですが、
こっちに来たら時間を割と自由に使えることもあり、
リスニングの特訓も兼ねてけっこう積極的にテレビを観ております。
ええ、テレビが付いていれば寂しくない寂しくない寂しくない・・・


・・・


・・・


で(泣)(←※本日も正常運転)


アメリカのTVを観ていてけっこうビックリするのは製薬会社のCM。
日本では規制もあってCMといえば
バファリンやノーシンやルルなど、
一般の方も薬屋さんで買えるものが対象になっていますが、
ここアメリカでは処方箋がないと絶対に処方できないクスリ
ほぼ一日中ガンガンCMしてるのになかなか衝撃。


例えば



ELIQUIS(※Apixaban:Xa因子阻害薬)


かなりの頻度でCMしているエリキュース、
使用者がかなり多そうなお薬だけに、
これだけCMしていれば出血合併症の周知には貢献していそうです。



BEXSERO(血清群B髄膜炎菌ワクチン)


BEXSEROのCMもものすごく多い気がします。
美人なお姉さんが登場して「私たち、もう待てないの」とか言ってます。



OTEZLA(※Apremilast:PDE4阻害薬・乾癬治療薬)


恥ずかしながらこのCMを見て初めて存在を知りました。。。。
皮膚科薬は麻酔科医にとってなかなか盲点なことが多いので、
勉強しておかなければなりません。



HUMIRA(※Adalimumab:ヒト型抗ヒトTNF-αモノクローナル抗体製剤)


関節リウマチの皮下注射薬。
元気よく運動している方々がたくさん登場する中、
ひたすらに合併症としての重篤な感染をひたすら強調するあたりが、
何か妙なギャップです。。。



OPDIVO(※Nivolumav:ヒト型抗PD-1モノクローナル抗体)


医療費問題で有名になったオプジーボ、これもふつーにCM中。
CMしたからと言って一般の方々が買うようなものではありませんが、
これも副作用の周知などには役に立っているのかもしれません。



IBRANCE(※Palvociclib:CDK4/6経口阻害薬)


HR+/HER2−転移乳がん治療薬。
フェマーラと併用での使用についてFDAの迅速承認を得たお薬ですが、
日本では今年7月に厚労省の第二部会で承認を了承されたような。
てか毎日ガンガンCMして誰が買うねん。。。。


・・・


と思いながらも、実際に使うことになった方々に対して、
副作用も含めて医薬品の周知になるという点では、
これこそが「広告」なんだよなーとも思ったはくこうでありました。




家の窓より。向こうにものすごい雲が出ていて思わず撮影。

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アメリカの友人宅に遊びに行って、コンタクトがネットで購入できることに驚きました。薬のCMも言われてみればそうですよねー。
リリー・クラウス 2017/09/19(Tue)22:21:38 編集
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近畿地方の某市中病院に勤める麻酔科医。気がつけばドクター16年目、WEBでのカキモノは22年目に突入ながら、変わらない非モテ系が、そこにはいる。ズーン。
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