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独りアクティブ非モテ系16年目ドクターのにっき。
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以前から気になっていたんですが
全身麻酔から醒ました直後の患者さん、
必ずと言っていいほど、まず自分の顔を触ってるような気が。
朦朧ながらおもむろに手を伸ばして、
とりあえず自分の顎をなでなでしたり、鼻をかいたり、頬をこすったり。


同僚の先生方もその現象には気づいていたようで、


「挿管管理中は鼻を使えず、鼻が乾くので鼻を触りたくなるのでは?」
「中高年男性にその傾向が強い気がする。」
「婦人科の若い女性の麻酔の時も触ってましたよ。」
「セボフルランがまだ残っていて、気道刺激があるんじゃないか。」
「いや、TIVAでやった時にも顔触ってた。」
「麻酔中に使う麻薬の何らかの作用なのではないか?」
「いや、LMA自発呼吸管理、ブロックのみのno麻薬管理でも顔触ってた。」


・・・


というわけで、麻酔から覚めた直後に人は自分の顔を何となく触る、
というよくわからん現象は何故なのか謎のままだったのですが、
本日も某患者さん、麻酔から醒ました後におもむろに自分の顎をなでなで。
というわけで聞いてみました。


俺「どこか顔がかゆいんですか?」
患「いえ、そういうわけでは・・・。」
俺「今、顔を触りましたね(笑)。」
患「ええ、顔を触ったら、ああ、まだ俺、生きてるな、って思って。」
俺「・・・無事終わりましたからね。」
患「ありがとうございます。」


・・・


話は変わりますが、
7月17日(日)の京大麻酔科入局説明会の後の飲み会、
および、8月7日(日)のレジナビ後期研修プログラムセミナー@大阪
はくこう、何となく現病院代表として参加予定であります。
麻酔科医を目指す研修医の先生方、是非是非ご参加ください。

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無題
いつもブログを拝見しています。
手術で全身麻酔から目覚めたとき、
私も顔を触ったの覚えてます。
でも、正確には目覚めた瞬間にものすごく息苦しくなって、もう死ぬんじゃないかと思って、鼻やら口をかきむしってたんですけどね。
あの時は本当に死ぬかと思った。
2011/07/24(Sun)02:01:45 編集
無題
京大麻酔科医さんは優しい方ばかりですよ。私も安心して手術に臨むことが出来ました(^∀^)
りこさん 2011/07/24(Sun)10:34:19 編集
無題
そうそう、私の場合も…。しかし、16時間という手術後の目覚めで呼びかけにバチっと目覚めて「なーに?」って返事してICUの看護師さんがわーびっくりしたと言ったっけ。開口一番 「今何時?」って聞いた後顔をずっと触っていてドクターに何か気になる?と聞かれて「浮腫んでますか?」と質問した気が… 散々術後は浮腫みますけどと言われていたので… かな?

りこさん 2011/07/24(Sun)10:52:49 編集
無題
手と顔、触覚が鋭いとこ同士を刺激し合って生きていることを確かめたくなるんでしょうか??
2011/07/24(Sun)19:56:06 編集
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はくこう
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男性
職業:
麻酔科医
自己紹介:
近畿地方の某市中病院に勤める麻酔科医。気がつけばドクター16年目、WEBでのカキモノは22年目に突入ながら、変わらない非モテ系が、そこにはいる。ズーン。
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