独りアクティブ非モテ系16年目ドクターのにっき。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
救急車で運び込まれてきた三河さん。
重症肺炎からARDS(急性呼吸促迫症候群:別窓)を引き起こし、
さらに敗血症からDIC(播種性血管内凝固症候群:別窓)に進行しつつある重症でした。
指導医の先生と診察に当たり
医「はく先生、主治医やりますか。」
俺「はい。頑張ります。」
医「ただし、この人は相当厳しいよ。」
俺「ですね。。。」
医「高齢だし、基礎疾患も多いし、状態が悪すぎる。。。」
俺「なんとか良くなって退院して家に帰れたらいいんですが。。。。」
というわけでご家族と治療方針について話し合い、いざ治療開始。
頻回の状態チェックをしながらも急変を繰り返す状態に悪戦苦闘する数日間、
なんとか峠を乗り越えて状態も安定してきました。
医「三河さんは安定してきたみたいだね。」
俺「予定通り、元気に家に帰すことが目標です。」
そんなある日の夜中。
看「はく先生、三河さんが急変です!」
俺「状況は!?」
看「モニターで心拍数ゼロです!呼吸停止です!」
俺「すぐ行きます!」
・・・
深夜1時過ぎ、ご家族の方に見守られ、死亡確認。
ご家族の方には本当に申し訳ないほどありがたい言葉を頂きましたが、
ようやく安定して希望も出てきたのにと悔しい思いでいっぱいです。
全てが終わり寮に帰って、久々にヤケ飲みしました。
・・・
翌日は久しぶりの快晴。
三河さんが入院していた病室は空き病室となり、
俺の数日間の格闘が嘘だったかのように無人の部屋には穏やかな春の光が差し込んでいます。
この部屋にも午後には新規入院患者さんが入ってくる予定です。
PHSが鳴りました。
看「先生、50代男性、意識消失、救急車あと4分で到着です。」
俺「了解。行きます。」
いろいろ割り切れないことはありますが、まずは目の前のこと全力を尽くそうと思います。
重症肺炎からARDS(急性呼吸促迫症候群:別窓)を引き起こし、
さらに敗血症からDIC(播種性血管内凝固症候群:別窓)に進行しつつある重症でした。
指導医の先生と診察に当たり
医「はく先生、主治医やりますか。」
俺「はい。頑張ります。」
医「ただし、この人は相当厳しいよ。」
俺「ですね。。。」
医「高齢だし、基礎疾患も多いし、状態が悪すぎる。。。」
俺「なんとか良くなって退院して家に帰れたらいいんですが。。。。」
というわけでご家族と治療方針について話し合い、いざ治療開始。
頻回の状態チェックをしながらも急変を繰り返す状態に悪戦苦闘する数日間、
なんとか峠を乗り越えて状態も安定してきました。
医「三河さんは安定してきたみたいだね。」
俺「予定通り、元気に家に帰すことが目標です。」
そんなある日の夜中。
看「はく先生、三河さんが急変です!」
俺「状況は!?」
看「モニターで心拍数ゼロです!呼吸停止です!」
俺「すぐ行きます!」
・・・
深夜1時過ぎ、ご家族の方に見守られ、死亡確認。
ご家族の方には本当に申し訳ないほどありがたい言葉を頂きましたが、
ようやく安定して希望も出てきたのにと悔しい思いでいっぱいです。
全てが終わり寮に帰って、久々にヤケ飲みしました。
・・・
翌日は久しぶりの快晴。
三河さんが入院していた病室は空き病室となり、
俺の数日間の格闘が嘘だったかのように無人の部屋には穏やかな春の光が差し込んでいます。
この部屋にも午後には新規入院患者さんが入ってくる予定です。
PHSが鳴りました。
看「先生、50代男性、意識消失、救急車あと4分で到着です。」
俺「了解。行きます。」
いろいろ割り切れないことはありますが、まずは目の前のこと全力を尽くそうと思います。
PR
3月は別れのシーズン、本日は医局送別会でした。
市内の某有名旅館の宴会場に集結したドクター総勢50人、
上座も下座もなく完全ごちゃまぜ状態で楽しく歓談してまいりました。
俺も下っ端としてビールとグラス片手にいろいろと席を駆け巡り、
脳神経外科部長の米長先生と日本における仏教的世界観について激論を交わしてきました。
あっちでは放射線科医と整形外科医と循環器内科医がバカ話で盛り上がり、
こっちでは小児科医と呼吸器内科医と口腔外科医の先生が真剣しゃべり場を開催しつつ、
その合間を本日の司会である病理医の先生が忙しく駆け回っておりました。
ビンゴ大会でティファールの電気ケトルが当りました。いえーい。
市内の某有名旅館の宴会場に集結したドクター総勢50人、
上座も下座もなく完全ごちゃまぜ状態で楽しく歓談してまいりました。
俺も下っ端としてビールとグラス片手にいろいろと席を駆け巡り、
脳神経外科部長の米長先生と日本における仏教的世界観について激論を交わしてきました。
あっちでは放射線科医と整形外科医と循環器内科医がバカ話で盛り上がり、
こっちでは小児科医と呼吸器内科医と口腔外科医の先生が真剣しゃべり場を開催しつつ、
その合間を本日の司会である病理医の先生が忙しく駆け回っておりました。
ビンゴ大会でティファールの電気ケトルが当りました。いえーい。
久々に病院以外から電話がかかってきたので、
誰だろうと思って見てみれば、大学時代の同級生、猿氏から。
名だたる救命救急センターで有名な大麦日生会病院で頑張っているようです。
俺「おお、久々やね。元気?」
猿「元気よ。山宮はどう?」
俺「ようやく雪解けしてきたわ。今はどこ周ってるの?」
猿「今は救急をローテート中やわ。」
俺「大麦日生会だったらだいぶ救急車来るやろ。」
猿「1日20台くらいはくるなー。」
俺「すげーなー。」
近況はもちろん、お互いの病院、研修システムの情報やら、
同じく同級生のツナマヨやタコや竹の動向やら、
気がつけば1時間半も電話で話し込んでおりました。
電話口の向こうでも救急車の音が頻繁に聞こえるのが同業者らしいと思いました。
誰だろうと思って見てみれば、大学時代の同級生、猿氏から。
名だたる救命救急センターで有名な大麦日生会病院で頑張っているようです。
俺「おお、久々やね。元気?」
猿「元気よ。山宮はどう?」
俺「ようやく雪解けしてきたわ。今はどこ周ってるの?」
猿「今は救急をローテート中やわ。」
俺「大麦日生会だったらだいぶ救急車来るやろ。」
猿「1日20台くらいはくるなー。」
俺「すげーなー。」
近況はもちろん、お互いの病院、研修システムの情報やら、
同じく同級生のツナマヨやタコや竹の動向やら、
気がつけば1時間半も電話で話し込んでおりました。
電話口の向こうでも救急車の音が頻繁に聞こえるのが同業者らしいと思いました。
思えば山宮市に来てからだいぶ温泉を巡ったものです。
山宮市内でアクセスも近く、設備も充実した綿貫温泉。
アクセス的には綿貫温泉と同等、国道沿いでやたらにサウナが暑い倉馬温泉。
峠越えした小集落の最奥部、知る人ぞ知る赤褐色の濁り湯の秘湯・奥間温泉。
峰子大滝の入口、各種ジャグジーが楽しめる峰子温泉。
長大なトンネルの出口に開けた全国に知られる名湯・雪路温泉郷。
このあたりが結構ちょくちょく訪れる温泉なわけですが、
たまには気分転換に別の温泉も訪れてみようと仕事終わりに車で走ること30分、
山間に広がる一面の果樹園の中に位置する元中井温泉を訪問してみました。4か月ぶり。
木目調の清潔な浴場、俺的に嬉しい熱い目の露天風呂に漬かって週末の疲れを癒してまいりました。
久々の訪問でしたが前回の訪問よりもなかなか好印象、
またいくつかの温泉を再訪してみようと決意しつつ、ホカホカで帰宅したのでありました。
というわけで温泉名はちょっとしたあるなしクイズ。
これまでも大髪温泉、濁楽温泉、芋蔵温泉といった温泉を登場させた気がします。
JPTEC(※別窓)を受けてきました。
外傷病院前救護ガイドライン(Japan Prehospital Trauma Evaluation and Care)の略、
消防隊や救急救命士さんを中心とした病院到着前の標準的外傷評価、応急処置についての講習会です。
午前5時起床、前日仕事から帰ってきたのが午前2時なことは気にしない(はぁと)
午後6時、看護師さん2名と同僚の女性研修医1名を我が愛車に乗っけて山宮市を出発。
会場の稲北市まではぶっ飛ばしても2時間半、女性3名とドライブモードですよ!
その2時間半の間ずーっと女性陣3人は爆睡だったよ(はぁと)
・・・(←※黙々と運転する人)
というわけで午前8時半過ぎにようやく稲北市の会場に到着。
朝から夜まで分刻みの講義と実習をみっちりと受けてまいりました。
同じブースにいた県立中央病院の同じく1年目研修医の先生となかなか仲良くなり、
お互いの病院事情について内情を探り合いつつ、
お互いの健康と睡眠時間の確保を祈りつつ、最後の実技試験、筆記試験も終えて講習終了。
無事JPTEC修了証書と、おまけにIPもいただき本日のノルマ終了です。
久々に都会の洋食屋さんで楽しくご飯を頂き、再び女性3人乗っけてドライブモード。
山宮市までの2時間半、女性陣3人は爆睡だったよ(はぁと)
・・・(←※前日睡眠時間1時間半だった人)
なんとか深夜0時前に山の穴総合病院前に到着。
病院前で解散し、いったん病棟に行って気になる患者さんの様子を見て回ったところで、
午前1時過ぎにようやく帰宅。
前日からの睡眠不足と5時間以上の運転と講習に試験にとなかなかクタクタなので、
とりあえずビール飲んで寝るのであります。ぐはぁ。
外傷病院前救護ガイドライン(Japan Prehospital Trauma Evaluation and Care)の略、
消防隊や救急救命士さんを中心とした病院到着前の標準的外傷評価、応急処置についての講習会です。
午前5時起床、前日仕事から帰ってきたのが午前2時なことは気にしない(はぁと)
午後6時、看護師さん2名と同僚の女性研修医1名を我が愛車に乗っけて山宮市を出発。
会場の稲北市まではぶっ飛ばしても2時間半、女性3名とドライブモードですよ!
その2時間半の間ずーっと女性陣3人は爆睡だったよ(はぁと)
・・・(←※黙々と運転する人)
というわけで午前8時半過ぎにようやく稲北市の会場に到着。
朝から夜まで分刻みの講義と実習をみっちりと受けてまいりました。
同じブースにいた県立中央病院の同じく1年目研修医の先生となかなか仲良くなり、
お互いの病院事情について内情を探り合いつつ、
お互いの健康と睡眠時間の確保を祈りつつ、最後の実技試験、筆記試験も終えて講習終了。
無事JPTEC修了証書と、おまけにIPもいただき本日のノルマ終了です。
久々に都会の洋食屋さんで楽しくご飯を頂き、再び女性3人乗っけてドライブモード。
山宮市までの2時間半、女性陣3人は爆睡だったよ(はぁと)
・・・(←※前日睡眠時間1時間半だった人)
なんとか深夜0時前に山の穴総合病院前に到着。
病院前で解散し、いったん病棟に行って気になる患者さんの様子を見て回ったところで、
午前1時過ぎにようやく帰宅。
前日からの睡眠不足と5時間以上の運転と講習に試験にとなかなかクタクタなので、
とりあえずビール飲んで寝るのであります。ぐはぁ。
朝起きたところ
・・・
首が痛い。。。(←※激烈)
てか完全に寝違えてます。
少し首を動かせば肩から背中にかけてズキーンと痛むわけで全然左を向けません。
今日は日直なのにこの調子じゃどないすんべと悲しみに暮れつつ、
苦しみながらどうにかこうにか朝飯を食べて病院出動です。
相変わらず不自然な姿勢で外来の机に向かっていたところ、
内科部長の升田先生が登場。
升「お、はく先生、その姿勢はどないしたんや?」
俺「実は寝違えてしまいまして。。。」
升「そ、そりゃ大変やな。。。仕事できるんか?」
俺「なんとかなります。」
升「あ、そういや今日は外科系の日直が整形外科部長の大山先生やったわ。」
俺「あ、ほんまですね。」
升「ちょっと仕事前に大山先生に診てもらい。」
というわけで約2分後、整形外科部長・大山先生登場。
升「あ、大山先生、おはようございます。」
大「おはようございます。」
升「実はですね、はく先生が寝違えたらしくてですね。」
大「おお(笑)。」
升「診てやってください(笑)。」
というわけで診察。
大「こうして首を傾けるとどう?」
俺「いてててて。」
大「じゃあこうして反対側に傾けると?」
俺「あたたたた。」
大「Jackson test、Spurling test陽性やね。」
俺「ってことは・・・」
大「これは神経根症状やね。」
俺「むむー。」
大「もともと頚椎ヘルニアがあるんじゃないかな。」
俺「ヘルニアすか。。。」
大「腕神経叢を刺激する症状が出てるね。手の痺れはない?」
俺「それはないです。」
大「じゃあ今日はNSAIDsと湿布を出しておくよ。だいぶ楽になるはずだ。」
俺「ありがとうございます。。。」
・・・
これからは俺のこと、ヘルニア王子とよんでください(はぁと)。
みんなドン引きしてるのは気にしない。
・・・
首が痛い。。。(←※激烈)
てか完全に寝違えてます。
少し首を動かせば肩から背中にかけてズキーンと痛むわけで全然左を向けません。
今日は日直なのにこの調子じゃどないすんべと悲しみに暮れつつ、
苦しみながらどうにかこうにか朝飯を食べて病院出動です。
相変わらず不自然な姿勢で外来の机に向かっていたところ、
内科部長の升田先生が登場。
升「お、はく先生、その姿勢はどないしたんや?」
俺「実は寝違えてしまいまして。。。」
升「そ、そりゃ大変やな。。。仕事できるんか?」
俺「なんとかなります。」
升「あ、そういや今日は外科系の日直が整形外科部長の大山先生やったわ。」
俺「あ、ほんまですね。」
升「ちょっと仕事前に大山先生に診てもらい。」
というわけで約2分後、整形外科部長・大山先生登場。
升「あ、大山先生、おはようございます。」
大「おはようございます。」
升「実はですね、はく先生が寝違えたらしくてですね。」
大「おお(笑)。」
升「診てやってください(笑)。」
というわけで診察。
大「こうして首を傾けるとどう?」
俺「いてててて。」
大「じゃあこうして反対側に傾けると?」
俺「あたたたた。」
大「Jackson test、Spurling test陽性やね。」
俺「ってことは・・・」
大「これは神経根症状やね。」
俺「むむー。」
大「もともと頚椎ヘルニアがあるんじゃないかな。」
俺「ヘルニアすか。。。」
大「腕神経叢を刺激する症状が出てるね。手の痺れはない?」
俺「それはないです。」
大「じゃあ今日はNSAIDsと湿布を出しておくよ。だいぶ楽になるはずだ。」
俺「ありがとうございます。。。」
・・・
これからは俺のこと、ヘルニア王子とよんでください(はぁと)。
みんなドン引きしてるのは気にしない。
カレンダー
01 | 2025/02 | 03 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
カテゴリー
フリーエリア
最新CM
[03/11 一器高虎]
[06/29 伯商会エンピツ日記からの読者]
[06/23 ゴートゥななしさん]
[01/25 伯商会エンピツ日記からの読者]
[10/26 一器高虎]
最新TB
プロフィール
HN:
はくこう
性別:
男性
職業:
麻酔科医
自己紹介:
近畿地方の某市中病院に勤める麻酔科医。気がつけばドクター16年目、WEBでのカキモノは22年目に突入ながら、変わらない非モテ系が、そこにはいる。ズーン。
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
忍者ブログ [PR]